(今日はくまのお母さんはいません。)
「魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く」という本があります。
東日本大震災で失くした家族の「姿を見た」「声を聞いた」「メールが届いた」といった、不思議な体験談をまとめたものです。
私は読んだことはありませんが、ネットでこの本について検索すると、なるほど、そうした現象がパラレルワールドなのかなと思ったのです。
亡くなった人と物語(ナラティブ)を紡ぎながら遺された私たちは生きていくのだと思います。
私が「くまのお母さん」になって、ブログでナラティブを語ろうと思ったきっかけもそこにあるのです。
自死遺族として生きるための術が物語を紡ぐことであり、それは亡くなった人との対話であるかもしれません。
亡くなった大切な人に会いたい時は、その人との物語を紡ぐ場所があればいいなと思います。
そんなカフェをやっぱり作ってみたい。
くまのお母さんのカフェです。
そして、物語は語り手が生きている限り、何度でも紡ぎ直すことができるのです。