くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

本当はいなくても、いるかのように。

宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』を見ました。

くまのお母さんは東日本大震災を経験して、仕事で被災した沿岸地域へ何度も出向いて、追悼式の会場にもいたことがあり、復興支援センターにも行ったことがありました。

仙台の田中幸子さんの自死遺族支援の活動を知ってから、震災で亡くなったことと自死というのは遺族としての心情にどこか共振する部分があるのだろうかと思いました。

もしかすると、震災で家族を亡くした人は自死と一緒ではないと感じるのかもしれません。

遺族としての立ち位置は、突然、家族が亡くなったという事実は共通するのではないのかなと思います。

今日は地上波で「ペペロンチーノ」を見ることができてよかったです。

泣けました。

亡くなった人がここにいるかのように振る舞うというより、今ここにいるような気がするからここにいるかのように振る舞うのだろうと思います。

いなくてもいる人と共に生きることが遺された者の悲しみと生きることでもあるように思います。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村