くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

遺族ケア

(今日はくまのお母さんはいません。) 久しぶりに、仕事がらみで精神科医の講演を聞く機会がありました。 埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授の大西秀樹先生のお話でした。 がん患者本人やその家族の心のケアにあたるのが精神腫瘍科なのだそうです…

身元不明

(今日はくまのお母さんはいません。) 今朝のNHKニュースで、身元不明死者の特集をやっていました。 ある自死した女性は行方不明届が出た日に亡くなっていたそうです。 家族は、突然いなくなり寂しかったと泣いていました。 まったく死にたいそぶりがなかっ…

母の日

くまのお母さんが嫌いな日に母の日があります。 坊やが生きていた頃は 「ねぇねぇ、母の日がくるよー。」 なんて言ってたものですが、今はくまのお母さんがこの世で母の日を母として過ごす意味がないです。 もちろん、くまのお母さんの母親は健在なので、今…

闇の先に光はある

大切な人が亡くなると、目の前には闇が広がっているように思えます。 闇は元々あったのでしょうか。 大切な人が生きていた頃は、大切な人が亡くなることよりも些細な出来事で自分は闇の中にいるような気がしたかもしれません。 大切な人が亡くなることよりつ…

私は生きるに値しない

(今日はくまのお母さんはいません。) 親子関係関連障害に当たる方達の脱却に不可欠な第一歩は「私は親の誤った対応が原因で病んだ」と正しく認識すること。それを「親の所為にする」という誤った自責で避けてはならない。正しい認識の上に立って初めて親に…