くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマスケーキ

今日もSNSのメッセージが届きました。 カフェのオーナーの白鳥さんからでした。 白鳥さんも坊やの命日を気にかけてくれていたようです。 坊やと同い年の息子さんのママです。 白鳥さんのカフェに、マクロビオティックが好きだった坊やをくまのお母さんは連れ…

命日

坊やの命日を敢えて普通に過ごしたくまのお母さんです。 仕事は相変わらず忙しい。 残業するかもしれないと思ったから、前の日に坊やの好きなものを仏壇にお供えして夕ごはんにいただきました。 SNSで仲良くなった人がくまのお母さんにメッセージをくれまし…

御朱印帳

坊やの1周忌をした翌日、坊やの大学の先輩たちがお墓参りに来てくれました。 お家にお連れして仏壇で拝んでもらえばよいのですが、体格の良い大人が何人もくつろげるスペースがないので、お墓参りだけしていただきました。 坊やは都会のスマートな一人暮ら…

1周忌

坊やの1周忌を済ませました。 何をしたわけじゃないけれど、くまのお母さんはとっても疲れました。 くまのお母さんは初めてのことに弱いのかなと思いました。 意味のない気疲れが半端なかったのです。 それに、くまのお父さんが都会から来るので、駅に迎え…

これからどうしよう

忙しくするのは現実に向き合っているようで向き合っていないかもしれないと、くまのお母さんは思います。 つらい時間をやり過ごすために忙しくしていると、いつまでも引きずるのかなぁと思います。 くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんに心配かけたくな…

The Reason why i thought i'd die 僕が死のうと思ったのは

坊やが1年前にたぶん聴いていた曲。 Amazarashiが好きだったみたい。 くまのお母さんは坊やのことを何もわからなかった。 親だから子どものことが何でもわかるはずないけど。 坊やが生きていたら知らなかったことがたくさんある。 言葉が足りなかったな。 …

リベンジ

坊やの大学の先輩からくまのお母さんに連絡がありました。 休みが取れたから坊やのお墓参りに来たいと。 前に計画していた日は台風10号が来た日と重なってしまっていたので… 坊やの先輩からくまのお母さんのスマホに連絡が来た時、丁度、くまのお母さんは仏…

お墓参り

11月。 くまのお母さんが住んでいるのは太平洋側なので、冬は晴れることが多いです。 今年の冬の始まりは、この地方とは思えないような曇天ばかりが続きます。 やっぱりお日様の光を浴びないとメンタルの調子が良くないなと思ってしまいます。 今日は朝の霧…

自傷行為

くまのお母さんは自傷行為をします。 最近まで自分がしていることが自傷行為だと知りませんでした。 (あ、リストカットはしたことないです。) 何をするかというと、爪やささくれを剥くことです。 これは小学生の頃からしていました。 今はしませんが髪の毛…

1年前②

くまのおじいちゃんの手術の日、坊やがくまのお母さんに電話をかけてきました。 電車の中で倒れて救急車で大学病院に搬送されたというのでした。 パニック発作のようだったので、おさまれば大丈夫でしょうとくまのお母さんは思いました。 坊やはとてもつらか…

離婚

くまのお母さんはくまのお父さんと離婚しましたが、離婚したと坊やにきちんと言いませんでした。 今までの状況から賢い坊やはわかるでしょうと思っていました。 現実と向き合うことがくまのお母さんにはどうも苦手なのです。 坊やの自己肯定感の低さはくまの…

回想

坊やがメンタル不調を訴えるようになったのは、大学3年の夏でした。 そもそも大学進学で都会に引越してからの坊やは、風邪を引きやすくなり、水ぼうそうに罹り、口内炎にも悩まされ、インフルエンザにも罹っていました。 くまのお母さんと一緒に暮らしていた…

1年前

1年前。 くまのおじいちゃんが手術をすることになり、くまのお母さんは準備をしたり病院へ行ったりいろいろ心配をしたりしていました。 坊やは就職が決まらずにいました。 仲のよい友だちや同級生は大手企業への就職を決めている子が多くて、坊やは焦ったり…

何がしたいのか

くまのお母さんは、ここ3日間ほど県外出張や講座や勉強会でお出かけばかりでくたびれてます。 それでもいいお話聞けたのでよかったと思います。 最近、いじめに因る自死遺族の方々が実名でマスコミに出ているのを見かけます。 本当に悔しいだろうなと思いま…

因果関係はありません

(今日はくまのお母さんはいません。) 「ママライターの実例!この冬【インフルエンザ】にかからずに済んだママが実践していた3つの習慣」 というネットの記事を読みました。 インフルエンザ予防接種を受けずにインフルエンザ対策をして、夫と息子はインフ…