くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

年老いてきた

くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんは入院してしまいました。

前回のブログでは、2人とも家でとりあえず元気に過ごしていたのですが、くまのおじいちゃんは草取りをしたら腰を痛めて起きられなくなり入院。

くまのおばあちゃんは認知症なのでくまのおじいちゃんが入院して家にいなくなると、認知症の周辺症状がひどくなって、介護施設でも受け入れてもらいにくくなり、薬の調整目的で入院。

くまのお母さんは、いきなりやってきた何十年かぶりの一人暮らしにとまどったり喜んだり、入院費を考えては不安になったり。

 

くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんの介護のために、まともに働けないでいたくまのお母さんは、少しでもお金になることをと考えて、坊やのギターを買取店に持って行きました。

型が古いからとあまりいい値段では売れませんでしたが、家に置いておくよりはよかったです。

BOSEのスピーカーやゲーム機などまだ売れそうなものがあるので、くまのお母さんが1人で自由に動けるうちに売りに行きたいと思います。

坊やが小学生か中学生の頃、家庭科の授業で作ったエプロンは洗濯してくまのお母さんが使おうと思います。

手放すものと使うもの、坊やのものを全部残しておいてもくまのお母さんが死んだら処分するしかないので、くまのお母さんが使うことで生かしていこうと思います。

売れるものは売って現金に換えたら、くまのお母さんの生きる糧になります。

 

今年の秋のお彼岸も暑い暑いと思っているうちに過ぎました。

くまのおじいちゃんもくまのおばあちゃんも入院していたので、くまのお母さんは1人で坊やのお墓参りに行きました。

今回はお墓にお花が供えてなかったなぁ。

最近、お墓参りに行くとお花が供えてあったので誰がきてくれるんだろうと思っていたのですが。

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