くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

田中幸子さん

(今日はくまのお母さんはいません。) 全国自死遺族連絡会世話人の田中幸子さんの講演があるそうで、ぜひ行きたいと思っています。 でも会場がちょっと遠いなぁ。 午前中にカーブスでワークアウトして1時間半かけて移動して、ランチタイムの時間も考えると…

望郷じょんから

くまのお母さんは、ふとしたことで昔流行った演歌の動画を視聴しました。 坊やも冬が間近な都会の夜空を見上げて、こころが寒かったのかもしれません。 もうすぐ坊やが亡くなって1年になろうとしています。 普段は生活に追われることで涙に暮れることもない…

自死はいけないと思う、ということについて

地元のお役所が発行している自殺予防のニュースレターがあるのですが、くまのお母さんは仕事でそのニュースレターを取り扱うことになりました。 はい、お仕事ですから。 お仕事しますよ。 プライベートとは別ですから。 自死により多くの人が悲しみ苦しむか…

それでも生きていく

5年前の津波の被災地を助けてくれたお医者様の中に、JR福知山線脱線事故のときに救命医療に携わっていた先生がいました。 くまのお母さんとは仕事で少しの間、おつき合いがありました。 ネットである記事を読んで、この先生は福知山線脱線事故で一緒に活動…

花束は

宇多田ヒカルの曲「桜流し」はニューアルバム「Fantôme」に収録されています。 くまのお母さんは「桜流し」という曲を知りませんでした。 映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の主題歌とのことですが、歌詞を読むと東日本大震災で犠牲になった人々へ捧げる…

寄り添う

電通新入社員の自死について。 電話でお母さんが「死んではだめよ」と話しかけたが、その数時間後に命を絶ったと報道されています。 死んではダメというのは、相手を否定しているということなのかしらとくまのお母さんは思います。 それで思いとどまるのなら…

お母さんを楽にしてあげたい

電通の女性新入社員の過労死について労災認定されたというニュースを見ました。 headlines.yahoo.co.jp 記者会見にお母さんしか出ていなかったようなので、お父さんはどうしたのかなと思っていましたら、中学生の頃に離婚したとのこと。 それで「お母さんを…

喪中だから

くまのお母さんは日々の暮らしに追われて「喪中」という言葉を忘れていました。 職場の同僚で、今春、親御さんを亡くしたコアラさんに 「来週の歓迎会に行きますか?」 と聞かれました。 「同じ係の人だし行くことにしたの。」 と答えると 「私は喪中だから…

会えなかった

くまのお母さんが離婚する前に働いていた会社で一緒だった当時は若手社員のとらさんは、社員旅行に坊やを連れて行ったので小学生だった坊やに会ったことがありました。 くまのお母さんが離婚して当時の会社も辞めてしばらくしてから、SNSでとらさんの活躍を…

夏休みの終わり

坊やの大学のお友だちがお墓参りに来てくれました。 途中、いろいろアクシデントに見舞われたものの、無事に坊やのお墓へ案内できて、くまのお母さんはホッとしました。 坊やの大学の同級生たちは、留学して大学5年目だったり院生だったり社会人だったりで…