くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

遺族ケア

(今日はくまのお母さんはいません。)

久しぶりに、仕事がらみで精神科医の講演を聞く機会がありました。

埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授の大西秀樹先生のお話でした。

がん患者本人やその家族の心のケアにあたるのが精神腫瘍科なのだそうです。

がん患者の遺族のための遺族外来で遺族のケアにも当たっているとのことです。

がん患者さんの自死の話もされました。

遺族への援助ということでは、遺族が受けている援助の8割は有害だとおっしゃっていて、思わず膝を打ちたくなりました。

私は自死遺族でがん患者の遺族ではないけれど、話を聞いてほしいと思いました。

改めて、死を受け入れることの重さを感じましたし、そうすることで生きていけるような気がしました。

つらいですけどね。

亡くなった我が子が寒いだろうから湯たんぽを用意するとか、そういうのを精神疾患と間違えないようにと話されたのは、いい意味でショックでした。

亡くなった人を感じるのは当たり前のことなのだと心強く思いました。

 

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