くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

一息ついた

4月は少しのんびり過ごそうと思いましたが、それでもまだ残っている坊やの事務処理なんかをして、くまのお母さんの新しい仕事も探したりして、結局、風邪引いたり、むし歯の治療に通わなくちゃいけないことになったりしています。

 

ちらほらと仏壇にお線香をあげにきてくださる方もいますし。

 

くまのお母さんは、坊やがスマホで聴いていたと思われる歌を聴いては泣いたりしています。

自分が好きと言えるように。

どんな自分でも好きと言えるように。

 

今日は何年かぶりに坊やの卒業した高校の前を通りました。

坊やと坊やの同級生や先輩後輩が通った道。

5月からは、くまのお母さんの職場へ続く道。

坊やの高校時代の思い出に触れて涙が出そうになるかもしれないけれど、坊やの生きたあの場所での3年間も大切にしたいなと、くまのお母さんは思うのです。

 

そして、新しい職場は、くまのお母さんの学生時代の思い出がいっぱいのところです。

坊やと同じ歳の頃、くまのお母さんは何をしていたか、何を思っていたか、生き直しは出来ないけれど、いろいろ感じてみたいと思います。

そういえば、くまのお母さんと一緒に学生時代を過ごした仲間で、坊やと同じ年頃のときに亡くなった人が2人もいました。

自死ではなく、病死と事故死でしたが。

そうだね。会えなくなってものすごい時間が過ぎたね。

坊やの友だちも歳を取ったときに坊やのことを思い出してね。

 

 

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