くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ちょっと今から仕事やめてくる

(今日はくまのお母さんはいません。) 映画を見てきました。 福士蒼汰主演の「ちょっと今から仕事やめてくる」です。 ネタバレあるかもです… (あらすじ) 激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆(工藤阿須加)は、意識を失い電車にはねられそうにな…

生きる理由

(今日はくまのお母さんはいません。) 死にたい理由より生きる理由の比重が大きくなればいいのかな。 生きる理由を作るっていうのもどうなんだろう。 今の私が生きる理由は息子の供養をするため。 www.bengo4.com にほんブログ村

雑誌2冊

坊やが好きな漫画家さんのツイッターを読んで「Maybe!」という雑誌をアマゾンに注文しました。 発売中の「Maybe!」に6P漫画と表4に大塚製薬の絵を描いています。 https://t.co/AwrQUyNLOs pic.twitter.com/6BedY77k6d — 今日マチ子 kyo machiko (@machikomem…

退屈な雨の日

6月になりました。 くまのお母さんは相変わらず働かずに家にいます。 SNSで知り合った人たちと会ったりイベントに参加したり、ちょっとの小銭稼ぎをしたりしています。 飼っている猫に間違って坊やの名前で呼んでしまうことは度々ありましたが、昨日、坊やが…

許せない奴

(今日はくまのお母さんはいません。) 私が大好きな漫画「夜廻り猫」の更新をいつも楽しみにしています。 www.moae.jp ↑の漫画を読んで気がついたことを書きます。 この漫画に登場する青年は何をしようとして、夜廻り猫の平蔵に止められたのかなと思いまし…

母の日に思う

くまのお母さんはクリスマスや正月などのイベントよりも母の日がいやです。 自死遺族の皆さんはクリスマスや正月が辛くなるようですが、くまのお母さんは母の日がつらいです。 そもそも母の日は亡くなった母親に白いカーネーションを捧げたという話だったの…

死を選んだ孫

(今日はくまのお母さんはいません。) 京都国際写真祭2017というイベントが今日まで開催中です。 吉田亮人さんという写真家が出展しています。 「Falling Leaves」という自身の祖母と従弟の写真を撮った作品です。 小学校教師を辞め写真家の道を選んだ1980…

U2plusの認知行動療法

くまのお母さんと坊やに同じ一斉メールが届いていたので、くまのお母さんはびっくりしました。 U2plusというサイトが主催するイベントの案内メールです。 このサイトは、坊やが大学3年の頃に坊やのメンタル不調には認知行動療法がいいかもと思って、くまのお…

もしも身近な人が自殺してしまったら

メモとして。 gendai.ismedia.jp にほんブログ村

無職な日々

くまのお母さんは仕事を辞めて2か月目です。 働かないって余計なストレス溜まらなくていいなーと思います。 くまのお母さんが生きてきた中で、今が何にも縛られない時間のような気がします。 どちらかというと時間は効率的に使いたいと思っているくまのお母…

はるかなる銀河鉄道

くまのお母さんは銀河鉄道にやっと乗ることができました。 空の彼方へ片道切符で行く銀河鉄道ではなくて、地上を力強く往復する銀河鉄道に坊やを乗せてやりたかったなと思いました。 でも今日はきっとくまのお母さんと一緒に坊やも銀河鉄道に乗っていたよう…

Prepare for summer

坊やが購読していたショップのメルマガを見ると、夏服の季節がやってくるんだなと思います。 おしゃれが大好きだった坊やは欲しい服や小物がたくさんありました。 もしかして坊やは買い物依存症かしら?と、くまのお母さんはちょっと心配したりして、就職し…

つらい

(今日はくまのお母さんはいません。) 名古屋大学学生寮の火災… これはつらい。 www.asahi.com 親が子どもの悩みを聞きに来たのに抑止力にならなかったのですね。 電通の高橋まつりさんのお母さんも電話で 「死んじゃだめ」と何度も言ったそうです。 本気で…

どんなことがあっても

(今日はくまのお母さんはいません。) うちと似た環境で育っていわゆる成功した人生を送っている人が羨ましいと思います。 私にはできなかったことができる人が羨ましいと思います。 私はどんなことがあっても息子を受け止めることができていたのでしょうか…

カウンセリング

(今日はくまのお母さんはいません。) ツイッターで私のモヤモヤを言語化してくれている投稿を見つけて、うなりました。 いきなり何のカミングアウトなんだって感じなんですけど、普通の家庭で育ったと思ってたら虐待されてたっぽかったんですよ 人生がつら…

メモリールート

坊やが遊んでいたお気に入りのスマホゲームをくまのお母さんもやっています。 位置情報ゲームで坊やが帰省していた時もゲームの話をよくしていました。 坊やのスマホでゲームのログも見られるので、坊やがいつどこへ行ったのかもわかります。 坊やが行ったと…

尼崎JR脱線事故から12年

(今日はくまのお母さんはいません。) 尼崎JR脱線事故でお子さんを亡くした親御さんがたくさんいらっしゃいます。 我が子を亡くした親の悲しみは、我が子の未来が閉ざされたことできっと共有する思いがあると思います。 尼崎JR脱線事故で娘さんを亡くし…

最後に過ごした場所

くまのお母さんは、都会に行って来ました。 なかなか思うように移動ができなくて神社には行く余裕がありませんでした。 坊やがアルバイトしていた会社のある街にも行きかねました。 桜の季節は終わってしまったかしらと思っていましたが、散り始めの桜を眺め…

都会へ行こう

くまのお母さんは、3月で仕事を辞めてぶらぶらしています。 就活もしていますが、思うような仕事にご縁がありません。 昔の同僚から声をかけられて、5月からお勤めができるかもと思った求人は諸般の事情で無理でした。 ちょっとしたアルバイト?をしていて…

苦労の数だけ喜びになって

くまのお母さんは、シングルマザーでした。 過去形っていうのがツラいところ… www.buzzfeed.com くまのお母さんは、このイラスト(漫画)のように毎日毎日がんばって子育てしていました。 坊やは赤ちゃんの頃から繊細でよく泣き、3歳になるまでくまのお母さ…

弔電

くまのお母さんの同級生のご主人が亡くなりました。 学校の校長先生だったので、新聞の片隅の人事異動の記事で見つけました。 先生方の人事異動情報はとっくに出ていましたので、急遽、追加の人事異動になったということです。 くまのお母さんは坊やが亡くな…

特別学位記

(今日はくまのお母さんはいません。) 熊本地震で亡くなった大学生に特別学位記が送られたとのこと。 中学生で自死した生徒にも番号がない卒業証書が送られたというニュースを目にします。 卒業って一つの区切りにもなるわけですが、息子は大学4年で亡くな…

カミングアウト

くまのお母さんは、あるところで昔の職場の上司に会いました。 その方は何年か前に定年退職されましたが、まだ仕送りが必要なお子さんがいるのだとか。 その流れで坊やにも一度会ったことがある昔の上司は、くまのお母さんに坊やがどうしてるかを聞いてきま…

卒業式

くまのお母さんの地元の国立大学では今日が卒業式でした。 晴れ着を着てキャンパスを歩く学生の姿を見て、坊やも大学を卒業できたらよかったのになとくまのお母さんは思いました。 坊やのスマホをいじっていたら、ホットメールの受信ボックスが開けるように…

二十歳の原点、ふたたび

(今日はくまのお母さんはいません。) 1年以上前の日記にも書きましたが、高野悦子の「二十歳の原点」は私の好きな本でもありました。 そして、彼女が通った京都の大学にも憧れましたが、私立文系の大学など我が家ではまず経済的に進学先の選択肢にはありま…

悲嘆体験

(今日はくまのお母さんはいません。) 原発事故の災害関連体験によるメンタルヘルスの不調の研究があるそうです。 色々ありますが、とりわけ腑に落ちたのが 「悲嘆体験」といった悲しみの感情はずっと引きずることが示されている。 ということです。 悲しみ…

春彼岸

坊やのお墓は、くまのお母さんの住む町の隣の地区にあるので、お墓参りに行こうと思えば、いつでも行けます。 お墓のそばのスーパーには毎週買い物に行くのですが、買い物に合わせてお墓参りをしたことはありません。 毎朝、家の仏壇にお水とご飯をお供えし…

7回忌

あの大津波から6年。 7回忌なんだなーと感慨にふけるくまのお母さんです。 6年間は長くて短かった。 くまのお母さんは直接の被災者ではありませんが、仕事で何度も被災地へ行きました。 あの頃は、大切な人を亡くしたご遺族の深い悲しみや辛さや悔しさは、…

想いが溢れる3月

あれから6年モードの津波の被災地のローカル局のアナウンサーが 「想いが溢れる3月です。」 と言いました。 くまのお母さんにとって、生まれて初めてのエポックメイキングな出来事だった大津波(地元だけに阪神淡路大震災より自分ごとです。)は、もはや「あ…

Hello

(今日はくまのお母さんはいません。) グラミー賞を受賞したアデルが歌う「Hello」を聴くようになったのは、いつからだったろうと思います。 2015年後半に出た曲なので、息子が亡くなって間もない頃に初めて聴いたんだと思います。 失恋の歌ですが、プロモ…