くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

命日には

毎年、坊やの先輩が墓参に来てくださっていたのですが

今年はどうでしょう。

坊やの先輩は「毎年来ます!」と言っていたけれど

コロナ禍という想定外の今年は

来てくださいとも言えず

来ないでくださいとも言えず

悩ましいくまのお母さんです。

おまけに

くまのお母さんの住む北国では、

コロナのクラスターがいくつも発生してきて

とても県外からのお客様を一般人が受け入れられるような状況にはない気がします。

墓参に来てくださると言うのなら

墓地は屋外ですからそこで待ち合わせるならありかなと思いますが

遠方から貴重なお休みに来てくださる方に

お墓でお会いするだけでは失礼だなと思ったり。

ああ、そう言えば

坊やの大学の同級生が5〜6人くらい東北旅行を兼ねて

墓参に来てくれたことがありました。

大人数だったせいもあり、本当にその時は

お寺で待ち合わせてお墓で別れましたっけ。

都会から坊やの墓参に来てくれる人たちは

本当に墓地に立ち寄るくらいで

そのためだけに来てくださるので

ありがたいと思います。

坊やの先輩は別格で、思い出話をするなど

ある意味グリーフケアとしての意味もあるかと考えるくまのお母さんです。

 

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