くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

飯田史彦先生の講演

(今日はくまのお母さんはいません。)

昨日の飯田史彦先生の講演を聞きに行ってきました。

定員200名に230名の参加だったらしいです。

メンタルケアやスピリチュアルとは無縁の団体主催の講演でしたが、一般参加の告知が出たので、飯田先生のお話を聞きたい一般の人も結構いたようです。

大体は著書や他の講演でお話しされていることと基本は変わりないようでした。

「悲観主義の思考方式」というお話では、潜在意識で「自分は価値のない人間だ」となってる人は、悪いことがあれば永続的だと考えるのだそうです。

そして、いいことは一時的と考えるそうです。

また、悪いことは自分のせいと考え、いいことは運のせいにするそうです。

えーっと思ったのが、

◎人生は思い通りにならないからこそ価値がある。

×人生は思い通りになればなるほど価値がある。

というものです。

どんな気持ちで乗り越えるかが大事で、思い通りにならないことに価値を見出せたら、うつにはならないとおっしゃっていました。

まぁ、それができれば苦労はしないという方が多いと思いますが、自分の思い込みのクセを気づいた時に修正することを繰り返していくと、元気になれるのかなぁと思いました。

自死遺族の支援をされている田中幸子さんとは、私はお目にかかってお話ししたこともありますし、田中さんの講演も何度か聞いています。

田中さんは自死遺族には元気でいてほしいとおっしゃいます。

悲しいのに元気になれるのかと思うかもしれませんが、元気になる方法は、実はあるんだということを飯田先生のお話から学びました。

思い通りにならないことだらけの人生を送っている私ですが、時々、思い通りになることというか「こうだったらいいな」が叶っています。

悪いことを広げてしまわないようにということを飯田先生はおっしゃいました。

息子が亡くなったのは人生最大の悲しい出来事ですが、そのために私の人生は闇の中だという思い込みは持ちたくないと思います。

それとこれとは話が別なのだときちんと分けて考えたいです。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村