くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

消費税率が上がる前に

消費税10%になったら…

非正規で働くくまのお母さんにとって厳しいなぁと思います。

収入も2%増えるのならいいのにね。

昨日、家電量販店でエアコンの買い替えの契約をしてきました。

エアコン本体は値引きをしてくれるのですが、工事費の高いこと!

本体価格の半分以上もするなんて。

これでは消費税率がアップしたら、かなり痛手です。

エアコンの工事を前に、エアコン部屋の片づけもしなくちゃいけません。

エアコン部屋は坊やの部屋だったので、まだ坊やが使っていた頃のものがたくさん残っています。

エアコンの下にスチールラックを置いていて、電話機やルーターWi-Fiや坊やが使っていたパソコンがあります。

パソコンは坊やが中学生の時に自作したもので、何年か使っていたら壊れたらしく、坊やは使わなくなりましたし、自作なので修復も困難だろうし、もちろんくまのお母さんもどうにか手を入れて使おうという気もないのです。

使わなくなったものを処分するという発想がなかなかできないくまのお母さんですが、この連休中に衣料品の処分をして、エアコン工事の予約を入れて、さて、エアコンの下を片づけるにはこのパソコンを片づける必要があるとやっと気がつきました。

坊やの遺品でもあるわけですが、これからは自分の終活で、ものの始末をしなければいけないという時ですから、やはりこの古いパソコンは処分するべきと。

坊やの思い出はくまのお母さんの思い出に整理していくことが大切かなと考えてます。

パソコンショップに電話をすると、処分の手数料は6,000円でした。

消費税率が上がれば、もっと高くなりますね。

ということは、坊やの遺品に限らず、処分するのに費用がかかるものは、早めに取り掛かった方がいいですね。

有料でも高額だなと思っても、必要なものは購入しなければなりません。

くまのお母さんも高額でも対価を支払ってもらえるお客様がいてくれる仕事をしたいものだなぁと思います。

 

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比べている

今更の親バカなのですが。

坊やは親に似ず優秀でした。

大学受験の模試の結果を見ると悪くなくて、くまのお母さんは高2の頃の坊やが行きたがっていた早稲田大学の説明会に行ったものでした。

(結果、早稲田には合格しましたが、国立大に進学しました。)

くまのお母さんは、離婚して坊やを育てたのですが、苦労が報われたと思いました。

苦労しても報われる人生があることが人様だけでなく、自分にもあったのだと。

坊やも大学生活を楽しんでいたはずでした。

どこかでつまずいても、リカバリーできるだろうとくまのお母さんは思い込んでいました。

リカバリーできるように努力したのだけど。

支えてきたはずだったのだけど。

敬宮愛子内親王殿下が度重なる不登校摂食障害(?)や皇后陛下雅子さま)の適応障害の中でも健やかなご様子を拝見するにつけ、羨ましいなと思いつつ。

環境の違いということも受け止めています。

克服できなくても救いが欲しかったと思う、くまのお母さんです。

 

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地雷とは

ツイッターを眺めていたら、若いお友だちでもあるフォロワーさんのリツイートに知った名前が書かれていて。

検索したら、やはり坊やの大学のゼミの先生の名前でした。

坊やの一周忌にお呼びして以来、すっかりご無沙汰してしまっています。

先生にはいろいろと面倒をおかけしました。

親身になってくださってありがたかったです。

もっともこういうことがなければ、坊やのゼミの先生とお会いすることなどなかったのですが。

ある意味、これも地雷なのかもしれません。

思いがけないときに紐つけられてくるのは。

 

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見える

くまのお母さんの知人の話です。

「くまのお母さんは怖い話は苦手?」

と尋ねたので

「うーん、内容によります…」

と言いますと

「やっぱりしゃべっちゃうね。」

と怖い話というのを彼女は始めました。

彼女はいわゆる見える人なのだそうです。

とあるトンネルを1人で通過できないとか、とある温泉に行くのにダム湖のとある場所を避けて遠回りするとか。

ある日、孫を保育園に迎えに行ってから帰宅すると具合が悪くなって孫の世話ができなくなったそうです。

息子(孫のパパ)に言うと

「仏壇拝んできた方がいいよ。」

と言われたのでそうしたら回復したそうです。

彼女の友達にも見える人がいるとかで、その友達の息子も見える人で、一人暮らしのアパートの押入れに誰かいたのだそうです。(!)

友達の息子はその押入れにいるものに

「出て行け」

とか話しかけているうちにいなくなったとか???

へー。

よほど、くまのお母さんの坊やが見えませんか?と聞こうかと思ったけれど、やめました。(笑)

 

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折り紙

くまのおじいちゃんは冬に入院していました。

同じ病院に入院していた患者さんが折り紙でくす玉を作っていて、それを気に入って退院してから作りたいと思っていましたが、作り方がわからず。

くまのお母さんがネットで似ている折り紙くす玉を見つけて作ってみましたが、花芯の折り方が違うと言います。

あと、同じ色の折り紙でないと満足しないのです。

先日、くまのお母さんはホームセンターで同じ色だけ入った折り紙を見つけて買ってきました。

他の店ではなかったのです。

あーでもない、こーでもないと試してみて、やっとくまのおじいちゃんが満足する形になりそうですが、花びらの部分を5個作って花が1個できて、それを12個貼り合わせなければ、くす玉になりません。

かなり大変な作業です。

折り紙はほとんどしないくまのおじいちゃんですが、なぜかこのくす玉作りは熱心で、一所懸命作ってます。

坊やは折り紙が得意で、幼い頃から自分で折り紙の本を見て、色々なものを作っていました。

坊やが集中している時、舌の先をペロッと出すのですが、くまのおじいちゃんが折り紙を折っている時も坊やと同じ仕草をしているのを発見しました。

えー、隔世遺伝かしら。笑

不思議です。

 

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くまのお母さんの平成時代

平成の初めから終わりまで

くまのお母さんは経験するわけですが

一言で言えば

激動の時代

ですね。

ライフイベントの大半を経験して

あろうことか我が子に先立たれるという

少数派としての経験までしました。

平成を振り返って

平凡でも総じて幸せに暮らした人も多いでしょう。

くまのお母さんも

普通に暮らしたかったな。

でも普通って何でしょうね。

くまのお母さんの結婚生活は普通でないと思っていました。

それは離婚した今も変わらず思いますが。

令和時代は普通に暮らしたいな。

うん?

まだ普通にこだわってますかね。

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自死遺族のわかちあい

くまのお母さんは、以前、自死遺族のためのカフェを作りたいなぁと思いました。

mochidukino.hatenablog.com

分かち合いというより、人目を気にせずホッとできる居場所です。

それにしても、自死遺族が回復(?)するためのステップとして、分かち合いは必要不可欠なのでしょうか。

分かち合いの会に参加しても、発言するしないは自由なので、会に参加しても参加者の話を聞くだけでは、自分の思いは分かち合ってもらっていないということです。

でも自分の気持ちを聴いてもらうために、何年も時間がかかることもあるかも知れません。

くまのお母さんは、子どもの頃からポーカーフェイスで、自己開示がとても苦手です。

それなのに、坊やの自死について人に話すとか、くまのお母さん的にはあり得ないことなのですね。

だけど、くまのお母さんが楽に生きるためには、自己開示が必要かも知れないということも意識しています。

とはいうものの、自死遺族の分かち合いの会の運営をしてくれと言われても、正直、やりたいと思いません。

くまのお母さんのカフェと分かち合いの会はイコールではないです。

 

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