くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

見える

くまのお母さんの知人の話です。

「くまのお母さんは怖い話は苦手?」

と尋ねたので

「うーん、内容によります…」

と言いますと

「やっぱりしゃべっちゃうね。」

と怖い話というのを彼女は始めました。

彼女はいわゆる見える人なのだそうです。

とあるトンネルを1人で通過できないとか、とある温泉に行くのにダム湖のとある場所を避けて遠回りするとか。

ある日、孫を保育園に迎えに行ってから帰宅すると具合が悪くなって孫の世話ができなくなったそうです。

息子(孫のパパ)に言うと

「仏壇拝んできた方がいいよ。」

と言われたのでそうしたら回復したそうです。

彼女の友達にも見える人がいるとかで、その友達の息子も見える人で、一人暮らしのアパートの押入れに誰かいたのだそうです。(!)

友達の息子はその押入れにいるものに

「出て行け」

とか話しかけているうちにいなくなったとか???

へー。

よほど、くまのお母さんの坊やが見えませんか?と聞こうかと思ったけれど、やめました。(笑)

 

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