くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

死にたい人はいない

(今日はくまのお母さんはいません。)

共同通信社の配信記事で、全国自死遺族連絡会代表の田中幸子さんの寄稿が掲載されていました。

死にたいと言える環境づくりの重要性を訴える意見もある中、死にたいと言える社会ではなく、生まれてきてよかったと言える社会でなければならないという田中さんの訴えに賛同します。

息子もツイッターアカウントは3つあって、いわゆる本垢の方は、メンタル不調が進んでからは更新しなくなっていました。

息子は私には死にたいとは言わなかったけれど、リアルの信頼する先輩方や、ネットで知り合って親しくなった子とは亡くなる直前までやりとりしていました。

死にたいと言える場があったから救われる命があるかどうかはわかりませんが、そもそも死にたいと思えなくなる社会でなければいけないと思います。

自己責任では済まされないことです。

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希望がなくても生きていく

雨の日の午後、くまのお母さんは、テレビを見ていました。

戦時中に父を結核で亡くし、その後、母が後追い自死をし、残された2人の姉弟は親戚をたらい回しにされ、苦労して育ったけれど、弟が18歳で自死してしまったという姉の話でした。

現在87歳で会社を経営している彼女は、若々しくお元気そうです。

弟さんが亡くなった時の話をすると今でも涙が出ると言います。

くまのお母さんは自分の苦労話と比べることには意味がないなと思いました。

自死遺族はそれぞれ自分だけの底知れぬ悲しみと苦労を背負って生きていると思います。

それでも生きていける。

テレビに出ていた女性はカンボジアに学校を建設する援助を続けているそうです。

学校に行きたいと願った弟さんの遺志を継いで、学校に行きたいと言う子どもがいなくなるようにと活動しているそうです。

くまのお母さんは、お元気に活動されている自死遺族の方々のようには生きられませんが、くまのお母さんなりに生きていこうと思います。

 

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思い出してくれる

今月は坊やの三回忌法要です。

坊やが慕っていた大学の先輩が今年もお墓参りに来たいと言ってくれました。

遠いのに交通費をかけて来てくれるのは、うれしくてありがたいです。

坊やも喜んでいるかな。

法要にお呼びしたらいいのかなとも考えましたが、くまのおじいちゃんやくまのおばあちゃん、くまのお父さんもいるので、先輩のお相手をおざなりにしたくないと思い、やめました。

法事でお食事をつければいいかもしれないけれど、その予定もないので。

先輩は坊やがくまのお父さんとの関係の悪さを話していたこともあり、先輩にくまのお父さんを会わせたくないかなと思ったりします。

遠くから来てくださるのだから、ぜひお会いして、ゆっくりと坊やの話をしたいものです。

 

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私のせいですか

(今日はくまのお母さんはいません。)

TBS系ドラマ「コウノドリ」の10日放送分は、切迫早産に見舞われ子供を死産してしまう内容でした。

私はテレビは見ていませんが、Yahoo!映像トピックスで5分にまとめた動画を見ました。

我が子が亡くなると

「私のせいですか?」

と思ってしまうんだなぁと。

予測不可能なことは、世の中にはたくさんあって、何も我が子が亡くならなくてもいいのにって親は思うのがきっと普通なんだと思います。

 

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飯田史彦先生の講演

(今日はくまのお母さんはいません。)

昨日の飯田史彦先生の講演を聞きに行ってきました。

定員200名に230名の参加だったらしいです。

メンタルケアやスピリチュアルとは無縁の団体主催の講演でしたが、一般参加の告知が出たので、飯田先生のお話を聞きたい一般の人も結構いたようです。

大体は著書や他の講演でお話しされていることと基本は変わりないようでした。

「悲観主義の思考方式」というお話では、潜在意識で「自分は価値のない人間だ」となってる人は、悪いことがあれば永続的だと考えるのだそうです。

そして、いいことは一時的と考えるそうです。

また、悪いことは自分のせいと考え、いいことは運のせいにするそうです。

えーっと思ったのが、

◎人生は思い通りにならないからこそ価値がある。

×人生は思い通りになればなるほど価値がある。

というものです。

どんな気持ちで乗り越えるかが大事で、思い通りにならないことに価値を見出せたら、うつにはならないとおっしゃっていました。

まぁ、それができれば苦労はしないという方が多いと思いますが、自分の思い込みのクセを気づいた時に修正することを繰り返していくと、元気になれるのかなぁと思いました。

自死遺族の支援をされている田中幸子さんとは、私はお目にかかってお話ししたこともありますし、田中さんの講演も何度か聞いています。

田中さんは自死遺族には元気でいてほしいとおっしゃいます。

悲しいのに元気になれるのかと思うかもしれませんが、元気になる方法は、実はあるんだということを飯田先生のお話から学びました。

思い通りにならないことだらけの人生を送っている私ですが、時々、思い通りになることというか「こうだったらいいな」が叶っています。

悪いことを広げてしまわないようにということを飯田先生はおっしゃいました。

息子が亡くなったのは人生最大の悲しい出来事ですが、そのために私の人生は闇の中だという思い込みは持ちたくないと思います。

それとこれとは話が別なのだときちんと分けて考えたいです。

 

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飯田史彦先生

(今日はくまのお母さんはいません。)

なんと!

「生きがいの創造」の著者である飯田史彦先生が当地で講演をなさいます。

京都へ行かなければ飯田先生のお話は聞かれないのかなと思っていたので、うれしいです。

それも知ったのが先週の金曜日で、申し込みしたのがたった今です。(笑)

講演内容はご専門の経営学に関することではありますが、それでも何かしら私にとってのヒントになるようなことがあればと思いますし、飯田先生の人となりにも触れることができるのではと思います。

楽しみです。

 

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大学のFacebookページ

くまのお母さんは、坊やの大学のFacebookページがタイムラインに出てきたので、きれいな紅葉の写真に思わずクリックしていました。

くまのお母さんは坊やの大学に何度か訪れましたが、紅葉が一番きれいな季節には訪れていなかったなぁと思いました。

坊やはこの大学で4度目の秋まで過ごしていたんだな。

4度目の秋の風景は坊やには何のなぐさめにもならなかったのでしょうか。

それとも自然の力では癒されなかったのでしょうか。

坊やはつらすぎて大学の親しい先輩方に本当にギリギリまで相談していましたが、坊やは救われなかったのでしょうか。

それよりもっとショックな出来事が引き金を引いてしまったのでしょうか。

それがなければ坊やはここ(現世)にいたのでしょうか。

くまのお母さんは坊やの大学のFacebookページをフォローしようかなと思いましたが、やめました。

ホームカミングデーの投稿など見ると、坊やはホームカミングデーには行かれないんだものと思って悲しくなったからです。

坊やの大学は本当にいい大学だったと今でもくまのお母さんは思っています。

くまのお母さんが中学時代に憧れた大学だからということを割り引いてもです。

坊やが亡くなった時、学長先生名義でお悔やみのお手紙をいただいたことも嬉しかったのです。

願わくば、坊やのお友だちや先輩には、坊やの命日にこちらへ来なかったとしても、思い出してもらえたらくまのお母さんはうれしいです。

 

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