くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2024年

ほぼ1人暮らしのくまのお母さんです。

くまのおばあちゃんは入院していくつかの病院を経て、年が明けて間もなく亡くなりました。

坊やが亡くなったときとは感覚が違いました。

くまのおばあちゃんは高齢だったし、認知症で在宅介護をしていた頃は、とてもとても大変でした。

大きな病気はしなかったので、くまのおばあちゃんが亡くなってもそれは大変な長寿であることは間違いなく、人が年老いて亡くなる自然のままだったように思います。

正直なところ、もうくまのおばあちゃんの介護の苦労はしなくていいことにホッとしました。

延命治療をしてできるだけ長生きさせるのは、しっくりきませんでしたし、最後に入院したのは療養型の病院で、看取りに向かっていましたので。

くまのおじいちゃんは介護老人保健施設老健)への長期入所と短期入所を繰り返しながら過ごすことになりそうです。

くまのおじいちゃんも認知症のようですが、くまのおばあちゃんみたいな周辺症状で困ることはないので楽です。

くまのお母さんも歳をとってきたので、これからは死ぬための準備を少しずつ始めなくてはならないかと思っています。

不用品も少しずつ普段のゴミ収集日に出しています。

今日はNHK土曜ドラマ「お別れホスピタル」の最終回ですが、このドラマにはまっています。

登場人物が自死したり、療養病棟で亡くなったりとわかるなーっていう場面が多くて、くまのお母さんは「これからどうしよう」と考えるのです。

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年老いてきた

くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんは入院してしまいました。

前回のブログでは、2人とも家でとりあえず元気に過ごしていたのですが、くまのおじいちゃんは草取りをしたら腰を痛めて起きられなくなり入院。

くまのおばあちゃんは認知症なのでくまのおじいちゃんが入院して家にいなくなると、認知症の周辺症状がひどくなって、介護施設でも受け入れてもらいにくくなり、薬の調整目的で入院。

くまのお母さんは、いきなりやってきた何十年かぶりの一人暮らしにとまどったり喜んだり、入院費を考えては不安になったり。

 

くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんの介護のために、まともに働けないでいたくまのお母さんは、少しでもお金になることをと考えて、坊やのギターを買取店に持って行きました。

型が古いからとあまりいい値段では売れませんでしたが、家に置いておくよりはよかったです。

BOSEのスピーカーやゲーム機などまだ売れそうなものがあるので、くまのお母さんが1人で自由に動けるうちに売りに行きたいと思います。

坊やが小学生か中学生の頃、家庭科の授業で作ったエプロンは洗濯してくまのお母さんが使おうと思います。

手放すものと使うもの、坊やのものを全部残しておいてもくまのお母さんが死んだら処分するしかないので、くまのお母さんが使うことで生かしていこうと思います。

売れるものは売って現金に換えたら、くまのお母さんの生きる糧になります。

 

今年の秋のお彼岸も暑い暑いと思っているうちに過ぎました。

くまのおじいちゃんもくまのおばあちゃんも入院していたので、くまのお母さんは1人で坊やのお墓参りに行きました。

今回はお墓にお花が供えてなかったなぁ。

最近、お墓参りに行くとお花が供えてあったので誰がきてくれるんだろうと思っていたのですが。

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8年も経てば

ぼうやが亡くなって8年になろうとしています。

ぼうやが自死した直接のきっかけとなったであろうコーヒー屋さんがあるんですが、たまたま久しぶりにそのお店の情報をネットで見たら、店主は病気を抱えてお店をやっている様子でした。

病気をされたのは最近のようですが、月日は流れているんだなと感じたくまのお母さんです。

店主がお店に出ているうちに1度そのお店に行ってみたいと思います。

コロナ禍で全然県外に出ていなかったのですが、時が流れると人は変わっていき、会いたい人に会えなくなるかもしれません。

くまのお母さんはくまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんの介護に追われて、ちゃんと仕事ができなくてお金もないのでなかなか都会にはいけないでいます。

コロナ禍前にやっておくべきだったことはいっぱいあったかもしれません。

くまのおじいちゃんとおばあちゃんは介護が必要だけれども元気で、何故ぼうやはいないんだろうと理不尽に思うくまのお母さんです。

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2度死ぬということ

www3.nhk.or.jp

 

今日はくまのお母さんはいません。

いやー、休眠アカウント削除は悲しいです。

というか故人のアカウントですね。

息子はTwitterのアカウントを3つ持っていて、亡くなる直前まで投稿していました。

私は息子のアカウントにリアクションしたことはないですが、

息子が亡くなってからもフォロワーさんがDMくれるのです。

本当に亡くなる直前までやりとりしていた同い年の女の子(今はもう女の子というと失礼な年齢ですね)

返事したくて仕方ないんだけど、彼女が鍵垢なので返事もできずにいます。

なんていうか、個人を偲ぶというか供養するというかそんな場であり得ると思います。

故人かどうかは判断するのは難しいと思いますが、

遺族としては残してほしいと思うのです。

消してほしいと思う遺族もいるかもしれないですが…

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少しだけのさよなら

realsound.jp

FMラジオで「山下達郎のサンデー・ソングブック」を聴くのですが、今日の番組でかかった曲をメモしたいと思ったくまのお母さんです。

楽曲全体を貫いているのは「生と死」という根源的なテーマ

だそうです。

何回か耳にしたことがある曲でしたが、今まで聞き流していたのかもしれません。

少しだけさよならしたらまた逢えるでしょうか。

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久しぶりです

このブログにログインするのも久しぶりなくまのお母さんです。

2023年になったからといって特に変化もなく、毎日がくまのおばあちゃんとくまのおじいちゃんの介護?に追われている日々です。

結局、この冬は新しい服を買うこともなく、坊やの着ていた服で過ごしていたくまのお母さんです。

この分じゃ次の冬も同じかな?笑

夏服は買わないといけないかもしれませんが、介護のためお勤めがしづらいくまのお母さんは、4月から仕事が減ってまた収入が減ってしまいます。。。

仕事は探しているけれど、介護と両立できる仕事は難しいです。

どうしたらいいんだろうと毎日考えています。

 

ところで、

digital.asahi.com

この記事を読んで、励まされた気持ちになったのでリンクを貼っておきます。

死に希望があるという考え方もあるのですね。

お子様を亡くした自死遺族の方々は、死んだら我が子に逢えることを希望に生きていくのかもしれませんね。

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痩せたので

くまのお母さんは7キロくらい痩せたので、今まで履いていたボトムスがゆるゆるになっちゃいました🤣

うれしい悲鳴ですが、くまのおじいちゃんおばあちゃんの介護のため、仕事を減らしていて収入も減っているので、買い物を楽しむことができません。

少し寒くなってきたので、今履くボトムスをどうしようと家の中を漁っていましたら、坊やの衣類をまとめた袋を発見👀

何となく手に取ったのがユニクロのカジュアルパンツ。

うーん、坊やがこのパンツを履いた姿は…記憶にないです。

坊やは小柄で痩せ型でしたので、生前は坊やの服をくまのお母さんが着ることはなかったのですが、7キロも痩せたので(!)きっと着られると思って試着しました。

やったー🤗ウエストにまだ余裕あるじゃん❓🤣裾はもちろん引きずるのでロールアップして…

うれしー💕普段着にしちゃいましょう。

坊やのプレゼントだと思うことにします。

7キロ痩せて半年以上も経つのに、今まで坊やの服を着てみようと思わなかったのが不思議です。他にも着られるのがあるかも😍

坊やは大学生になってファッション大好きになって、今、家にある坊やの服は大学生の頃に着たものは少ないです。

いろんなショップのメールマガジンも読んでいました。

くまのお母さんが行けるお店で坊やのお気に入りだったのは無印良品なので、いつか坊やの好みを思い出しながら服を買いに行こうかと思ったりします。

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