くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

くまのお母さんの平成時代

平成の初めから終わりまで

くまのお母さんは経験するわけですが

一言で言えば

激動の時代

ですね。

ライフイベントの大半を経験して

あろうことか我が子に先立たれるという

少数派としての経験までしました。

平成を振り返って

平凡でも総じて幸せに暮らした人も多いでしょう。

くまのお母さんも

普通に暮らしたかったな。

でも普通って何でしょうね。

くまのお母さんの結婚生活は普通でないと思っていました。

それは離婚した今も変わらず思いますが。

令和時代は普通に暮らしたいな。

うん?

まだ普通にこだわってますかね。

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自死遺族のわかちあい

くまのお母さんは、以前、自死遺族のためのカフェを作りたいなぁと思いました。

mochidukino.hatenablog.com

分かち合いというより、人目を気にせずホッとできる居場所です。

それにしても、自死遺族が回復(?)するためのステップとして、分かち合いは必要不可欠なのでしょうか。

分かち合いの会に参加しても、発言するしないは自由なので、会に参加しても参加者の話を聞くだけでは、自分の思いは分かち合ってもらっていないということです。

でも自分の気持ちを聴いてもらうために、何年も時間がかかることもあるかも知れません。

くまのお母さんは、子どもの頃からポーカーフェイスで、自己開示がとても苦手です。

それなのに、坊やの自死について人に話すとか、くまのお母さん的にはあり得ないことなのですね。

だけど、くまのお母さんが楽に生きるためには、自己開示が必要かも知れないということも意識しています。

とはいうものの、自死遺族の分かち合いの会の運営をしてくれと言われても、正直、やりたいと思いません。

くまのお母さんのカフェと分かち合いの会はイコールではないです。

 

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本当に悲しいやつはそれを見せない

 

くまのお母さんは、

「悲しそうにしてるやつの悲しみなんて知れてる。」

とは言えませんが

悲しみを見せないようにしている人も

深い悲しみを抱いているということを

それがくまのお母さんでもあるということを

ここに書いておきます。

くまのお母さんは感情を表に出すのが苦手です。

大切な坊やが亡くなった時でさえ。

もっと言語化できたらなぁと思ってはいます。

坊やももっと感情を言語化して

気持ちをコントロールできてたらよかったなぁって。

そして

今年の春彼岸のお墓参りも済みました。

坊やの学生時代がどんどん遠くになっていきます。

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この世界の片隅に

1か月間、ブログを更新していませんでした。

くまのお母さんは、仕事が忙しかったり、くまのおじいちゃんの介護保険やら病院通いやらで、PCはメールチェックとSNSチェックとポータルサイト見たりブログの閲覧くらいしかできない2月でした。

今日はふと目についたガチャポンに、アニメ「この世界の片隅に」のフィギュアがあったので、引いてきました。

ヒロインすずさんの料理のフィギュアが出たのでラッキーでした。

坊やが好きだったこうの史代さんの漫画が原作なのです。

 

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日々、やらなきゃいけないことに追われている気がするこの頃です。

今日はやっと美容院へ行ってきました。

明日は仕事はお休みで、胃カメラの検査と、市役所にも行かなくちゃ。

昨日、やっとネットで作った確定申告の書類は、郵送にしようかなぁ。

確定申告書作成会場で並んで待ってる時間がもったいないと思うくまのお母さんです。

マッサージにも行きたいなぁ。

 

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過去のこの日

Facebookの機能に「過去のこの日」があります。

くまのお母さんは先日、坊やの誕生日に「過去のこの日」の5年前の記事が出てきました。

坊やの誕生日に坊やのアパートに行ってお祝いをしたのでした。

この記事は毎年出てきたかどうだったか、くまのお母さんは覚えていません。

確か坊やに関する記事は「過去のこの日」に上がってこないように設定したはずと思いました。

今見たら、坊やが亡くなった年の分しか設定していませんでした。

でも坊やの思い出が突然Facebookに出てきても、懐かしく見られるようになった気がします。

 

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坊やの誕生日

くまのおじいちゃんが病気で入院していましたので、くまのお母さんは忙しかったのです。

と言っても、くまのおばあちゃんが認知症っぽいのがくまのおじいちゃんの入院後、輪をかけて大変なので、くまのおばあちゃんの見守りで疲れていたくまのお母さんです。

くまのおばあちゃんは病院に行けば認知症って言われそうなのですが、特に大きな問題がなく生活できているので、このままいけばいいなとくまのお母さんは考えます。

くまのおじいちゃんは認知症はありません。

先月、退院してきて、日常生活が送れるようになってます。

くまのおじいちゃんが言いました。

「もうすぐ坊やの誕生日だなぁ。」

坊やが亡くなってから、今まで坊やの誕生日のことをくまのおじいちゃん自ら話したことがあったかなとくまのお母さんは思います。

くまのおじいちゃんの誕生日は、坊やの誕生日の1週間後ですから、坊やの誕生日を覚えているのですが。

(くまのおばあちゃんは坊やの誕生日は忘れています。くまのお母さんの誕生日も忘れています。)

いつも坊やの誕生日にケーキを買ってきていたと思うのですが、今年もくまのお母さんはケーキを買ってきてお供えしました。

 

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坊やが生まれて、くまのお母さんがまだ入院していた頃は、あたり一面銀世界でした。

この冬は雪がほとんど積もってません。

いい天気。

吹く風は肌に冷たいけれど。

もう坊やの歳を数えようという気にもならなくなった、くまのお母さんです。

 

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時が過ぎる

坊やのスマホは何故かロックがかかってなくて、パスコード入れなくても見ることができました。

メールもSNSも見ることができましたが、メールはWebメールだったので、しばらくするとログインしないとメールの受信ができなくなってしまいました。

まぁ、メールはダイレクトメールみたいなのばかりだったのであまり気にしませんでしたが。

先日、坊やのスマホのLINEが使えなくなってしまいました。

坊やの携帯電話は亡くなって1か月くらいで解約したんです。

だから坊やが使っていた電話番号を今、誰かが使っていて、その人がLINEアカウントを作って、坊やのLINEの履歴を消す必要があったのでしょう。

LINEの履歴が消えてしまったのは、くまのお母さんにはショックでした。

仕方ないって言えば仕方ないですが。

坊やの生きていた証がなくなったということですから。

もちろん、くまのお母さんは坊やのLINEアカウントで誰かとやりとりするわけではありません。

もう3年も過ぎてしまったなぁという思いです。

 

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