くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

受診のすすめ

 ↑ のツイートを読んで、くまのお母さんは完全に同意するのです。

「メンタル病んだら病院へ‼︎」

「つらくなったらカウンセリングへGO!!」

とありますが、くまのお母さんの基本姿勢も同じです。

このツイートした方は、受診して回復して外に出かけられるようになった体験談を漫画にしています。

くまのお母さんも専門医受診したら回復すると思っていたのです。

だから坊やにも受診をすすめたのです。

だけど坊やはこのツイートのようにきれいに回復しなかった。

何が違ったのだろう、薬のせいなのかしら、個人差があるだろうから。

ということくらいしか考えられません。

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このイラストは、自殺対策におけるゲートキーパーの役割を示したものです。

ゲートキーパーの役割は、専門相談機関に「つなぐ」までです。

専門相談機関に委ねている間は見守ることが役割です。

家族もゲートキーパーと同じ役割を担うものと思いますが、だからといって自死遺族が自責の念にかられる必要はないと思います。

くまのお母さんは、既遂してしまうとこのゲートキーパーっていうのはまったく自殺予防になっていないということになると考えます。

「精神科治療を受けていた自殺既遂者の心理社会的特徴:心理学的剖検による76事例の検討」という研究によれば、死亡前の精神科受診率は50%にのぼるとのことです。

だから、受診したから安心ということはなく、特に20〜30代は精神科受診が自殺を阻止しきれていないという可能性があるということです。

まさにそうなのだと首を縦にぶんぶん振りながら、くまのお母さんは思うのです。

 

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