くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

退屈

くまのお母さんは仕事を辞めて7か月になろうとしています。

起業の勉強や準備(?)をしてみたり、新しいコミュニティに参加してみたりして、知り合いになった人はずい分増えました。

その一方で、平日の昼間からショッピングセンターに行ったり、カフェに行ったりする生活はどうなんだろうと思います。

今はくまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんと暮らしていて、二人とも歳をとりましたが元気な年金生活者なので、くまのお母さんは今までで一番、何にも縛られない自由な時間を手に入れています。

くまのお母さんは何がしたいのかしら?

仕事をして収入を得ないと将来、一人ぼっちになった時に困るんじゃないかという不安もあります。

くまのお母さんが死んだら、その後のことを考えて段取りしておかないといけないのかなとぼんやり思います。

家のことやお墓のことです。

終活っていうんですか。

真面目に考えないといけないなぁ。

きっとくまのお母さんみたいに一人暮らしで頼る人がいない状況になるって、他にもいそうな気がしますが。

今は明日食べるご飯には困らないし、こうやってインターネットも使えます。

無職暮らしにもだいぶ慣れてはきました。

くまのおばあちゃんは歳をとってもご飯の支度ができるので、介護予防を考えてできることはしてもらっていますが、メニューがワンパターンになります。

だから、くまのお母さんは畑の野菜を使っておかずを一品作ったり、手作りおやつを作ったりしています。

もしも、くまのお母さんがお勤めに出るようになれば、そういうことができなくなるなぁとか思います。

週3回働いて、去年と同じくらいの年収があればうれしいんだけどな。

 

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