(今日はくまのお母さんはいません。)
自死遺族の方で、買い物に行って知り合いに会うのが辛いとかいう方は多いですね。
それと夫婦連れ、親子連れの人たちを見るのが辛いと。
買い物を気晴らしにできるようになるには、ハードルが高いということを当事者でなければ気づけないのかもしれませんね。
年月が経ったから平気になるとかいう性質のものではないですね。
時薬は万能みたいに思わない方がいいと思います。
自死遺族と一口に言っても、同じではないとくまのお母さんは思います。
夫を亡くした妻と言っても、子どもがいるかいないかでいろんなことが違ってきます。
共通点は自死遺族であること。
これだけでどれだけの分かち合いができるのでしょう。
同じ立場の人と分かち合いたいと思ってしまうのは仕方ないのではないでしょうか。
子どもを亡くした親と言っても、父親か母親かで反応が違う気がします。
それなのに自死遺族でない支援者がグループに入るということはどういうことか。
話を聞くしかできないでしょ?って感じですかね。
話を聞いてどうするの?
心が楽になる前に、生活の困りごとを解決するだけで勝手に心は楽になるのではないですか。
心は後からついてくるものだとくまのお母さんは思います。
くまのお母さんは2番目の職場の飲み会に参加してきました。
自殺対策の仕事の関係で、平日に飲み会がしにくい職場なので、休日の開催です。
それでも今年は出席率が良かったそうです。
そしてなぜか自己紹介コーナーです。
はぁ?ってくまのお母さんは思いました。
雇用延長制度で働いている男性が幹事で、この方はやたらとプライベートを聞きたがるのでくまのお母さんは距離を置くようにしているんです。
職場の飲み会で全員が自己紹介するなんて初めてです。
案の定、1番目の方が家族の話を始めて、これはまずいなと思って聞いていましたら、40代独身女性の方は趣味の話しかしなかったので、くまのお母さんはホッとしました。
そして自己紹介の後の質問コーナー。
ここでも家族の話を聞きたがる人たち。
いい気分がしませんでした。
もちろん、くまのお母さんも趣味の話しかしませんでした。(笑)
プライベートな質問もされなかったような気がします。
(今日はくまのお母さんはいません。)
ここに挙げた自殺への誤解がまずいのは、要するに「だからどうせ関わっても無駄」という結論につながりやすいから。寄り添い関わることが自殺予防の本質(孤立が最大のリスク)なのにね。この基本姿勢があれば説得は二の次でいいと思う。というか僕は基本「死なないほうがいいよ」くらいしか言わない。
— 斎藤環 (@pentaxxx) 2018年8月26日
息子はいわゆる「かまってちゃん」のところがあったと思います。
生前はそこまでとは思わなかったのですが、息子のTwitterアカウントやLINEなど見るとそんな気がするのです。
誰かと関わりはあったのだけど、孤立していたということでしょうか。
「火事場の火に追われてどうしようもなく高所から飛び降りるような状態」っていうのがふさわしいようにも思います。
だから、自死を選択するという表現は実態にそぐわないと思います。
坊やがアルバイトしていた出版社。
出版社なので社用車で倉庫へ行き、本の整理?など肉体労働が多くて、体力がない坊やに勤まるんだろうかと、くまのお母さんは心配したものでした。
大学の方は単位はほとんど取ってしまったとかで、4年生の頃は就活とバイトがメインの生活だったようです。
しかし、就活はうまくいかず、卒論で悩み、くまのお母さんは新卒応援ハローワークに行くことを勧めたら、坊やには合っていたようで、そこに通い就職先も内定したのでした。
就活真っ最中の頃、社長面接までいって不採用になった体験は、坊やにはきつかったかもしれません。
それだけでなく、バイト先での人間関係や体調不良といろんなことが重なっていました。
バイトしていた出版社は坊やはお気に入りでしたし、仕事もがんばっていました。
だけど、引き金になったのは多分、バイト先の同僚との関係だったように思います。
それでもバイト先の出版社は坊やが気に入っていた会社だったので、くまのお母さんは今でもその会社のツイッターをフォローしているのです。
くまのお母さんの地元でその出版社の本の作家さんの原画展をするというので、これは行くべきだなぁとくまのお母さんは思いました。
くまのお母さんが原画展に行った日は、作家さんが在店している日で、本を買ったらサインしてもらえました。
原画展に来たきっかけとか聞かれたので、成り行きで坊やがその出版社でバイトしていたからとくまのお母さんは答えました。
すると「息子さんは東京ですか?」
「いつバイトしてたんですか?編集者さんが知ってるかもしれません。」
「今も東京ですか?」
などといろいろ聞かれて挙句
「息子さんによろしく〜。」って言われました。
そういう流れになりますよね。
でも息子は亡くなったんですなんて言えないのでね。
空のうえで
おひさまが待ってるよ
くまのお母さんは、坊やが星になるのではなくて、空の上でふんわりのんびりしていてほしいと願います。
8月12日は日航ジャンボ機墜落事故から33年を迎えたとのことです。
事故で24歳の娘さんを亡くした母親は84歳になり、命日だけは事故があった御巣鷹山に娘さんがいるような気がして慰霊登山に参加しているというニュース記事を読みました。
くまのお母さんは坊やが亡くなって33年後というと、どうしているんだろうと考えました。
くまのお母さんは一人っ子で、坊やも一人っ子。
離婚もしているので、このままだと天涯孤独っていうことになるのでしょうか。
慰霊というのは、亡くなった人のためというより遺された人のためのものだという思いは強くなってます。
お盆だってそうだと思います。
くまのお母さんはクリスマスやお正月などの年中行事のような感覚です。
ネットで調べて見よう見まねでお盆の飾り付けや、霊供膳を作ってお供えしています。
ただ、くまのお母さんは坊やが亡くなった現場にはまだ行けないなぁと思います。
いつか行く気になる日が来るのでしょうか。
くまのお母さんは同級会に行きました。
案内のハガキを読んだ時、同級会に行ったとして近況報告するのが嫌だなと思いました。
坊やが亡くなった話とかむやみにしたくなかったのです。
そのあと、2人の同級生に会った時、同級会に行くか尋ねたら行くと言うので、それでは行こうかなとくまのお母さんは思いました。
1人は同業者でくまのお母さんの坊やが自死したことを伝えていたので、彼女が来るならいいかなって思いました。
引き寄せとはどういうことを言うのでしょう。
同級会の席はくじ引きでしたが、彼女の隣の席になりましたのでホッとしました。
ご主人が突然死した同級生も参加してました。
近況報告でその同級生はご主人が亡くなった話をして、それでも出会ってから亡くなるまで幸せをいっぱいもらったとすごく前向きだったので、どうしたらそんな風になれるんだろうなと思いました。
闘病とかメンタルとかで生前、つらい思いをしてこなかったからなのでしょうか。
くまのお母さんは近況報告は仕事の話しかしませんでした。
仲の良かった友達からお供えにとギフトカードをいただきました。
それでも坊やが亡くなった理由は言えません。
仲がいい程度というのは関係ない気がします。
それはくまのお母さんの感覚ですが。