くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

仕事で失敗したこと

くまのお母さんは、あまり仕事の失敗で落ち込むとかないのですが、今日は「失敗したーっ」て思いました。

顔から火が出るとはこのことでしょうか。

謝罪はしましたし、相手方も納得してくださったようですが、いろいろムカつく案件でした。

さぁ、ここでどう反応するかが問題なのですよ?

この出来事に対してどう反応するか、くまのお母さんが自分でコントロールするんですよ?

感情のなすがままではなくてね。

謝らなくてはいけない人がもう1人いて、今日は連絡がつかなかったので持ち越しです。

仕方ないですね。

くまのお母さんだけではなくて、世の中には仕事でミスしたということはあちこちであるんでしょうね。

そして、怒りや恐れや不安やネガティブな感情に苛まれてしまう人もいるんですよね。

くまのお母さんは「あーあ」って落ち込み気分で車で帰宅しました。

すると、仕事中や通勤時にはほとんど感じない坊やの香りがしたんですよ。

坊やが慰めてくれてるのかなって思いました。

坊やもアルバイトしていていろいろトラブってしょげていたこともありましたっけ。

そうね、坊やのお母さんだもの。

そんなくまのお母さんです。

 

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同じ体験もどう感じるかで結果が違う

Twitterでそう呟いている人がいて、腑に落ちたところがあるくまのお母さんです。

普通はとか一般的にとか大部分のとか、決して一緒にはならない部分はあるのかと。

自死遺族は幸せを感じたらおかしいのでしょうか。

自死遺族はいつも人の目を気にして俯いているものでしょうか。

共有できるのは、大切な家族を自死で失ったという体験です。

遺族の気質や環境、続柄などで、どう感じるかは違うのだろうと思います。

くまのお母さんは、自死遺族ということを公開して活動しているシンガーソングライターのミニライブを聴きに行きました。

とてもパワフルなエネルギーはどこから来るんだろうと思いますが、それでも亡くなった人への想いは何十年経っても変わることがないのでしょう。

 

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子どもの自死

(今日はくまのお母さんはいません。)

自死ではなく自殺という表記ですけれどもね。

www.nhk.or.jp

息子が死にたいと最初に思ったのは、多分、小学3年生の頃です。

死にたいとは言いませんでしたが、自分が交通事故にあって死ぬというイメージを持っているようなことがありました。

当時は、まさに「親子関係の不和」によるところが大きかったです。

今はすぐに虐待通報をすすめられる時代ですが、当時は息子を児童相談所に連れて行き、相談したり、一時保護をお願いしたこともありました。

何とか父親から離そう、安全なところで暮らそう、そればかり考えていました。

私自身を守るためでもありましたが、息子を守るためでもありました。

アンケートで4割の子どもが死にたいと思ったことがあると回答しているとのことですが、Twitterを見てると「尊死」なんていう言葉が日常的に使われているようなので、深い意味もなく「死」という言葉を使っているのではないかと思います。

だから、その4割が本気で死にたいのかな?とも思ったりします。

ある方が「コップの水が半分の時、自分は半分しかないって思ってるのに、半分もあるという見方を押し付けないで。」と話していました。

ということは認知行動療法なんていうのは、押し付けなんでしょうか。

でも大切な人が死んでほしくないんです。

それだけなんです。

 

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3年経つと

くまのお母さんが住む地域で、3年前にいじめで自死した中学生がいました。

ずいぶんマスコミにも取り上げられました。

亡くなった生徒さんや遺族の方が実名で報道されていました。

毎年、命日の前後1週間とお盆の時期に献花台を設けていたということですが、今年は献花台を遺族の希望で設けないことになったそうです。

遺族の方は「今まで充分にしていただいたので、これからはそっとしてほしい。」とコメントしたそうです。

悲しみは癒えずとも献花台という形がなくても、亡き我が子を思い出してくれる人がいればいいということでしょう。

遺族の方は3年経つことが、ある意味、区切りのようなものに思えたのでしょうか。

それは人それぞれなので、何年ということにとらわれる必要はないと思います。

くまのお母さんはどうかなぁ。

区切りという言葉で表すならば、そんなものは永遠にないと答えておきます。

亡き人を思い出す瞬間に、亡き人とともにいることになるのです。

 

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お花を買う

気温が上がってくると、切花が長持ちしなくなります。

そしてくまのお母さんの家の庭の花も咲いてきますので、花やさんの花を買わずに、今の季節は庭の花を摘んで、仏壇にお供えします。

花やさんの花を買うにしても、坊やは菊の花が嫌いでしたから、いわゆる仏花は買わないようにしています。

そうすると、カーネーションを買うことが多くなります。

もっといろいろな花を飾りたいなーと、くまのお母さんは思っていたところ、ネットでおまかせの花束を定期的に送ってくれるショップを見つけました。

とりあえず、注文してみました。

どんなお花が届くのでしょう。

待つ楽しみもありますね。

くまのお母さんが、いつもの花やさんで選ぶ花ではないものが届くのは楽しみです。

 

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