くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

イヤな質問

この春から、仕事を増やしたくまのお母さんは、いろんなところで初めて会う人が多くて、ちょっと疲れていました。

初めて会うということは、くまのお母さんの坊やのことをご存じないということです。

だいたい、

「お子さんは?」

と聞かれます。

くまのお母さんは

「亡くなりました。」

と答えます。

それを聞いて、謝る方もいれば、

「どうして亡くなったんですか。ご病気ですか。」

と聞く方もいます。

そこまで聞くことかー、とくまのお母さんは思いますが、素朴な疑問でしょうからね。

曖昧に返事をして、それ以上突っ込むなオーラを出します。

そして、初めて会う人に子どものことを聞かれるのはイヤだなと思うくまのお母さんです。

 

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