くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

トートバッグ

くまのお母さんはお祭りの踊りの練習に行きました。

坊やのトートバッグにクリアファイルに入れたプリントなどを突っ込んで。

若い子に

「素敵なバッグですね♪」

と言われてハッとしました。

ただ、使いやすいからと思ってこのトートバッグを選んだのであって。

坊やの好きなバンドのライブグッズなんだけど、くまのお母さんはそれに気がついていませんでした。

「坊やの遺品なの。」

とか説明するのが気乗りしなくて

「○○っていうバンドのだよ〜。」

というのが精一杯でした。

坊やはこのトートバッグをライブ会場で買ったのかな。

坊やがそのバンドのファンだったとか全然知らなかったくまのお母さんです。

 

北国も連日、暑さが厳しくてくまのお母さんにはツライ毎日でしたが、今日は大雨。

仏壇にお供えするお花もすぐ傷んでしまうので、最近は生花を飾っていません。

庭に切り花にして飾れそうな花を植えて楽しみたいなとも思うけれど、くまのお母さんは外仕事が苦手です。

何より暑さに弱くて困ります。

最近は気候が極端なので大変です。

今日もまとまりなく終わります。

 

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