くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

6年会わない我が子

SNSで6年ぶりに自分の息子に会ったというお母さんの投稿を見かけました。

遠くで息子さんが働いていて、帰省もしないし、お母さんは1人では息子さんの住む街へ行けないのだそうです。

そして、そのお母さんの妹さんがその街へ行くので、連れて行ってもらったそうです。

それで6年ぶりに息子さんに会ったとか。

 

生きているという確信があれば何年も会えなくても大丈夫なものかなぁと、くまのお母さんは思います。

くまのお母さんは坊やに会えなくなって1年と少し。

だけど生きているからこそ、いつか会えると思うし、そこにあるのは希望です。

 

津波で家族を失った遺族が行方不明になる事案が発生しているらしいです。

会いたくなってしまうんだなぁと思います。

この世で会えないならあの世で会いたいと。

 

しかし、この世に踏みとどまって亡き人を供養し続けることが大切なことだとくまのお母さんは思います。

 

坊やの就職が決まって坊やが言ったのは、土日の休みはない職場だから、盆や正月には帰省できないよということでした。

就職したら学生時代のようにちょくちょく帰省は出来ないだろうとは思っていました。

でも年に1度は坊やの帰省を楽しみにできるだろうなと思っていました。

叶わなくなってしまいましたが。

 

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