くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

お盆です

くまのお母さんは、お盆の準備をしました。

去年と同じでいいかと思って、昨日まであまり考えていませんでした。

去年のお盆の飾り付けを撮った写真を見て、あら、果物を準備してなかったと気がつき、夜になってから果物を買いにスーパーへ行きました。

お盆はご先祖様が帰ってくるといいますが、坊やはご先祖様ではないよねーなんて思ったり。

クリスマスやお正月のような感覚です。

でもなんでこんなことやっているのかなと思いつつ。

お墓参りも実はそれほど思い入れがあるわけでもないのですが、これからくまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんと一緒にお花を買って、お墓参りに行きます。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

映画を見てきた

くまのお母さんは、坊やが最期に見たアニメ映画の実写版の映画を見てきました。

主人公の二人の家庭は両親が離婚したという設定で、坊やはそういうところにもひかれたらしいです。

自分の身の上と重ね合わせて共感したのかもしれません。

くまのお母さんは、離婚しないと坊やに悪い影響が出ると思ったんです。

ていうか、離婚してもしなくてもくまのお父さんとうまくいかなかったので、坊やへの影響という面では変わりなかったのかもしれません。

そして実写版の映画は、くまのお母さんにとってアニメより共感しやすかったです。

くまのお母さんは子どもの頃から本音を言わない子だったから、主人公が本音を言わなくなったことがわかるなーって思いました。

未だに本音を言えないところがあります。

勇気が出ないんですね。

この歳になってまでね。

f:id:mochidukino:20170809155438j:plain

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

がんばったこと

くまのお母さんは夏祭りに参加しています。

去年は前の職場にいた方が、お舅さんが亡くなって喪中だからお祭りに出ないと言ってましたが、今年は喪中が終わったからと参加していました。

くまのお母さんは去年はそれこそ、お舅さんどころか我が子の喪中でしたが、お祭りに出ましたよ?

まぁ人それぞれだから自分がやりたいようにやればいいと思うくまのお母さんです。

さて、いつも参加している団体の他に、去年から別な団体の演舞にも参加しているのですが、くまのお母さんの担当は誰も教えてくれる人がいなくて、他のパートの練習を録画したり、DVDを見たり、YouTubeを見たり、譜面を見たりして研究しました。

お祭りですから、少々の間違いも平気ですし、観客は間違いとか気づきません。

くまのお母さんだって、他のパートの人が「間違った〜!」と言ってもどこが間違ったのかわかりません。(笑)

楽しく盛り上げればそれでOKかなって思います。

お祭りなんですものね。

そんなわけで、一夜漬け状態で研究した(?)演舞ですが、本番の競演会を2クールやります。

たくさんの観客を前に緊張せずに演舞できました。

団体のリーダー格のおばさま方にもほめられました。

どうして緊張しなかったのか不思議です。

去年はちょっと緊張したかなー。

去年はよくわかっていない状態での演舞だったので、あまりうまくいった気がしなかったのです。

でも声が出てればOKみたいな感じだったので。

今、くまのお母さんは働いていないので、ちょっとしょんぼり気味のメンタルではあるのですが、自分にできることに自信を持って行動しようと思ったのでした。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

都合よく解釈した後付けの話

(今日はくまのお母さんはいません。)

いいことも悪いことも引き寄せだとかギフトだとか、そういう考え方が馴染まないと思っていました。

そんな気持ちを言語化してくれたブログを見つけました。

kasakoblog.exblog.jp

起こった出来事について、自分がしてきたこと思ってきたことの結果と考えるから苦しくなるんですよね。

頑張っても限界があるということを認めると楽になるのかなと思います。

「ただ悲しみを抱えつつ、今日も生き抜きましょう。」ということかもしれません。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

止められない自死

(今日はくまのお母さんはいません。)

去年の毎日新聞「医療プレミア」の記事ですが、参考になったので記録のためにシェアします。

mainichi.jp

ゲートキーパー養成は国の「自殺対策」として行われている事業の一つです。

私は仕事でゲートキーパー養成に関わっていました。

 「自殺対策」の仕事に携わっていたのに、我が子を亡くした悲しみに加え、自分のしてきたことが否定されたような気分になりました。

ゲートキーパー養成は何の役に立つのかわからないと思いました。

言葉で止められる自殺と、言葉ではどうしても止められない自殺がある。」

これははっきりと言語化できていたらよかったと思っています。

ゲートキーパーは本当に入り口の入り口 でしかないということ。

自死の危機にある人に対して、傾聴だけでは止めることはできない、他人や専門機関に繋げるだけでも止めることはできない。

素人ができることは本当に限られています。

それでも死なないでほしいとあなたが死んだら悲しいと、伝わるようにしたいです。

本当に死にたい人は死にたいそぶりを見せないような気がします。

だから「じゃあまたね。」っていつものように別れてしまうのだと思います。

大切な人が死にたいと考えているなんて信じたくないのです。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

坊やを感じた

くまのお母さんは、坊やのスマホTumblrに坊やが投稿していた写真を見ていて、坊やが楽しんでいたこと、生き生きとしていたことをふと感じたのでした。

坊やが亡くなる前は、坊やはなかなか自分の撮った写真をくまのお母さんに見せてはくれませんでした。

坊やが亡くなり、友だちや先輩が坊やが写った写真、動画、坊やが撮った写真をたくさん送ってくれました。

嬉しくありがたかったです。

くまのお母さんの学生時代の友だちが就職して間もなく、くも膜下出血で急逝した時、彼のお母様は我が子の写真がほとんどないので写真があればほしいって言っていたということを聞きました。

彼のお母様は、ご主人も亡くされていて一人息子だった我が子も亡くして、とても辛かったのだろうとあれから30年近くも過ぎて、ようやく思い至るのでした。

さて、今日7月29日(土)はフジテレビ系列でアニメ「心が叫びたがってるんだ。」の放映があります。

奇しくも坊やの月命日。

そして「ここさけ」は坊やが最後に見た映画でした。

実写版も公開されているので、いつか見にいきたいです。

とりあえず、今夜のアニメ見なくちゃ。

寝落ちしませんように。

www.fujitv.co.jp

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

いらなくなったもの

ameblo.jp

(今日はくまのお母さんはいません。)

いらないものを後生大事にとっておくのは、なくなると不安だからかな?

そういうものに囲まれて生き抜いた日々が当たり前の毎日で、当たり前がありがたいということは、捨てることは罰当たりみたいな感覚になるのかもしれない。

でも新しい習慣を身につけると幸せになれるのならば、捨てることに納得して、捨てるたびに気持ちが楽になるかもしれない。

ゆうきゆう先生の著書 「やりたいことを次々と実現する人の心理術」を読んで、ほんの少しでも行動することって大事だと思ったんだけど、行動できない時って、10秒でも1時間でも行動する意欲を出すには同じくらいのパワーが必要なのかもしれない。

それでも、一度、10秒行動することができたらあとはそれほどのパワーは必要なくなる。

行動している間はモヤモヤやくよくよを感じなくても済むので、それの積み重ねって結構大切なんだろう。

 

https://www.amazon.co.jp/s?ie=UTF8&index=blended&keywords=やりたいことを次々と実現する人の心理術

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ

にほんブログ村