坊やはTwitterの裏アカで、とある女子大生とやり取りしていたようで、
たぶん坊やが最期にやりとりをしたのは彼女だったかもしれません。
その彼女は、坊やが亡くなって5年過ぎても
TwitterにDMしてくれて、くまのお母さんはひそかにうれしく思っています。
もうね、くまのお母さんは彼女にお返事書きたくて仕方ないわけで。
でもそんなことして彼女がびっくりしたり、
まさか親が自分のツイートやDM見てるなんて
いい気分しないだろうなとか思ったりして
反応できずにいるくまのお母さんです。
もうね、くまのお母さんはコロナ禍でなければ
彼女に坊やのお墓参りに来てくださいって言いたいし
もしかすると彼女にとってTwitterの坊やのアカウントが
墓標なのかもしれないなと思います。
思い出してくれてありがとう。
メッセージくれてありがとう。
坊やの同級生たちは社会人として経験を積んだり
結婚したり、子どもが生まれたりして
坊やが現世で経験できなかった人生を生きていて
くまのお母さんは坊やの供養をしていくしかなくて
寂しく思いつつ、空を見上げれば
今日も白鳥の群れは鳴きながら北の空へ力強く羽ばたいていくのでした。