くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

時代が変わるのか

緊急事態宣言という、ある意味、戦時下のような状況というけれど。

津波の後も坊やが亡くなった後も、この世の終わりのような気がしていたけれど。

この世は終わらなくて。

よく晴れて風が吹き、空が青く雲が白い。

それだけは変わらずにいて。

それに救われているのです。

ねぇ。坊やは学校に行けないなんて、羨ましいと思うかな。

多分、坊やは学校があまり好きじゃなかったような気がするから。

くまのお母さんは、学校が好きじゃなかったよ。笑

自分の居場所がなかったんだ。

今は家にいるしかないけれど、くまのお父さんと暮らしていた頃じゃなくてホントよかったと思っているんだ。

坊やの月命日。

坊やの好きだったお寿司屋さんもテイクアウトメニューが限定されているので、何年かぶりに坊やが好きだった炊き込みご飯を作っているのです。

 

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