くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

同級会

くまのお母さんは同級会に行きました。

案内のハガキを読んだ時、同級会に行ったとして近況報告するのが嫌だなと思いました。

坊やが亡くなった話とかむやみにしたくなかったのです。

そのあと、2人の同級生に会った時、同級会に行くか尋ねたら行くと言うので、それでは行こうかなとくまのお母さんは思いました。

1人は同業者でくまのお母さんの坊やが自死したことを伝えていたので、彼女が来るならいいかなって思いました。

引き寄せとはどういうことを言うのでしょう。

同級会の席はくじ引きでしたが、彼女の隣の席になりましたのでホッとしました。

ご主人が突然死した同級生も参加してました。

近況報告でその同級生はご主人が亡くなった話をして、それでも出会ってから亡くなるまで幸せをいっぱいもらったとすごく前向きだったので、どうしたらそんな風になれるんだろうなと思いました。

闘病とかメンタルとかで生前、つらい思いをしてこなかったからなのでしょうか。

くまのお母さんは近況報告は仕事の話しかしませんでした。

仲の良かった友達からお供えにとギフトカードをいただきました。

それでも坊やが亡くなった理由は言えません。

仲がいい程度というのは関係ない気がします。

それはくまのお母さんの感覚ですが。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村