くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

3年経つと

くまのお母さんが住む地域で、3年前にいじめで自死した中学生がいました。

ずいぶんマスコミにも取り上げられました。

亡くなった生徒さんや遺族の方が実名で報道されていました。

毎年、命日の前後1週間とお盆の時期に献花台を設けていたということですが、今年は献花台を遺族の希望で設けないことになったそうです。

遺族の方は「今まで充分にしていただいたので、これからはそっとしてほしい。」とコメントしたそうです。

悲しみは癒えずとも献花台という形がなくても、亡き我が子を思い出してくれる人がいればいいということでしょう。

遺族の方は3年経つことが、ある意味、区切りのようなものに思えたのでしょうか。

それは人それぞれなので、何年ということにとらわれる必要はないと思います。

くまのお母さんはどうかなぁ。

区切りという言葉で表すならば、そんなものは永遠にないと答えておきます。

亡き人を思い出す瞬間に、亡き人とともにいることになるのです。

 

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