くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

iPhoneのメモリー

くまのお母さんのiPhoneの通知音がしたので、何かな?と思って手に取ると、メモリーが作成されたという通知でした。

新しい機能なのかな?

くまのお母さんはiPhoneを使いこなせていないので、よくわかりません。

モリーって何?って思って写真を開くと、坊やの写真がいっぱいセレクトされていました。

なんで???ってくまのお母さんは思いました。

なんで今のタイミングで坊やの写真のコレクションが自動で作成されるのか。

日付と写真を見て、思い出しましたよ。

坊やが亡くなったと都会の警察から真夜中に電話が来て、朝になってくまのお母さんは都会に行って、坊やのスマホを手にしたのでした。

坊やは生前、SNSでくまのお母さんと繋がることをイヤがっていましたが、坊やのスマホを使って、やっと繋がりました。

坊やのお友だちのSNSにアップされた写真に、楽しそうな坊やがたくさん写っていたので片っ端から画像をくまのお母さんのiPhoneに保存していったのでした。

坊やの大学生活は楽しいこともたくさんあったことを忘れません。

つらいことも悲しいこともうれしいこともすべてが思い出です。

「写真 App がライブラリの中から、きっと忘れたくない人や場所、休暇などを自動で見つけ出し、厳選したコレクションという形で見せてくれます。これが、「メモリー」です。」

Appleサポートに書いてありました。

きっと忘れたくない人か。

ありがとうiPhone

 

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