くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

自殺者30%以上減少目指す

www3.nhk.or.jp

(今日はくまのお母さんはいません。)

「政府は25日、国の自殺対策の指針となる新たな「自殺総合対策大綱」を閣議決定し、人口10万人当たりの自殺者の人数を、今後10年間で30%以上減少させるという新たな目標を掲げて、対策を強化していくことになりました。」

NHKニュースより)

自死遺族としては、これ以上悲しむ人たちを増やしてはいけないと思いますが。

政府や厚生労働省は以前から自殺対策に取り組んでいますが。

私も職業柄、自殺対策関係の業務にも携わりましたし、自死遺族の分かち合いの会などの存在は知っていましたが。

我が子が亡くなったことが100%です。

我が子がなくなる前は、自殺対策は仕事の一環でしたから。

仕事とプライベートは別でしたから。

「うちの子に限って」と思っていましたから。

調子が悪いのはわかっていましたが、まさか亡くなるとは想定外でした。

というか想定したくなかったです。

直接、「死にたい」と私に言いませんでしたから。

自死遺族の方のブログを拝見していますと、遺族の方でも「死を選択する」という発想の方がいらっしゃるんだなと悲しく思います。

個人的には「命を大切にする」=「死を選択しない」ということと思います。

命を大切にしないから、自死したとは思えません。

「追い込まれた末の死」です。

生きたくても生きていられなかったのではないでしょうか。

 

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