くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

ツイッターのフォロワーさんからメッセージ

坊やのツイッターアカウントは複数あって、坊やが亡くなる数か月前からいわゆる本垢(リア垢)は更新しなくなっていましたが、いくつかの複垢は亡くなる直前まで更新していたようです。

ツイッターで親しくなったある女の子(大学生)とは本当に直前までやりとりしていたみたいでした。

リアルで会ったことはなかったようですが、随分と気は合ったようです。

彼女は坊やが亡くなったと思ってからネットで検索して、坊やが亡くなったことが書かれた記事(もちろん名前等の個人情報はない)を見つけていました。

もっとも、それが坊やのことかどうか彼女としては確認する術はありません。

しかし、頻繁にやりとりしていたのが急に途絶えたので、事実確認はできなくても彼女は坊やが亡くなったと思ったようです。

彼女も死にたいとか呟いたりODやったりしていましたけれど、大学卒業して就職してがんばっているようです。

ふと、坊やが彼女とつながっていたツイッターのアカウントのメッセージを見たら、5日前に彼女が坊やにメッセージを送っていました。

「もっと前からLINE交換とかしとけばよかったなあ」

坊やが亡くなって1年半経つけど、思い出してくれてありがとうとくまのお母さんは思います。

思わず返事を書きたくなりましたが、ぐっとこらえました。

だって、まさか親が亡き息子のスマホ見てるとか思わないでしょうし、自分とのやりとりとか見られたくないかもしれないですよね。

でも本当は彼女にお礼を言いたいし、お墓参りに来てもらえたらうれしい。

そして、彼女も色々つらいことがあるだろうけれど、どうかどうか生き抜いて欲しいとくまのお母さんは願うことを伝えたいです。

坊やの分も生き抜いてとまでは言いませんが…

 

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