くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

七夕の願いごと

くまのお母さんはスーパーに買い物に行きました。

ふと見るとお店の片隅に七夕飾りがあって、お客さんが自由に短冊に願いごとを書いて飾れるようになっています。

今は働いていないので、今年のくまのお母さんは七夕飾りを眺める余裕もあるんだなーと思いました。

目に止まった短冊が

「○○が目を覚ましますように。退院できますように。○○のパパ」

「○○が家に帰れますように。ママ」

でした。

子どもさんが入院中で意識がないとかそういう状態なのでしょうか。

つらいですね。

自死遺族の立場になれば、どんな姿でも生きていてくれたらと願うのかもしれませんが、「もっとこうだったら」という思いは、いつでもあるような気がします。

「たられば」なんですね、きっと。

ショッピングセンターに行ったら、お盆用品のコーナーができていました。

去年は初盆だったので、何を揃えてどうすればいいのかとくまのお母さんは一人で困っていましたが、今年のお盆は気楽かな。

去年は忙しかったのでお盆用品を揃えようと思っても、ギリギリで品切れだったりして大変でした。

売り場にあったフラワーベースの手頃なものを早速買ってきたので、満足です。

お花もいっぱいお供えしたいけど、なかなか容易ではないです。

くまのお母さんは昔、生け花を習っていたので、その頃だったら毎週、新しいお花を生けられたなぁと思います。

お花の先生も亡くなってしまいました。

今年は生け花の展示会を久しぶりに見に行こうかなと思います。

 

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