くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

春彼岸

坊やのお墓は、くまのお母さんの住む町の隣の地区にあるので、お墓参りに行こうと思えば、いつでも行けます。

お墓のそばのスーパーには毎週買い物に行くのですが、買い物に合わせてお墓参りをしたことはありません。

毎朝、家の仏壇にお水とご飯をお供えしているのでいいかなぁと思います。

お墓参りするなら、お花とお水とお線香とろうそくとライターとお供えものを持っていかなくてはと思うので、ものぐさなくまのお母さんはお墓のそばを通る時、心の中で手を合わせるのみです。

今日はお昼頃にくまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんと一緒にお墓参りに行きました。

くまのお母さんにとって、お墓参りは行事の一つかなぁという感じです。

坊やが生きていれば、就職して1年過ぎようとする頃で、どんな風になってたかなぁと思います。

「仕事はどう?ちゃんと食べてちゃんと寝てね。」

なんて電話をかけていたはずです。

奨学金の返済がきついから坊やがくまのお母さんに泣きついていたかもしれません。

今年の始めにお嬢さんを亡くしたくまの母さんの同級生のとらくんが、久しぶりにSNSにいつもの楽しそうな投稿をしていました。

悲しみは悲しみのままで、生きていればいいのだと思います。

 

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