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くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

遺品

1周忌が過ぎて、しばらくぶりに坊やの遺品を詰めた段ボール箱を開けてみました。

ほとんどが坊やの衣類です。

大学生になって、なぜかおしゃれのセンスに磨きがかかった坊やは、びっくりするような高い服ばかり欲しがりました。

くまのお母さんはおしゃれにあまり興味もなく、そもそも自分に合う服やメイクがわかりません。

それはさて置き、坊やの衣類は古着屋さんで高く売れそうなものを選んで残しました。

でも何だか売りたくないなぁと思いました。

坊やのお気に入りだったのですもの。

坊やは時々、服を古着屋さんに売っていたようでしたけれど。

 

坊やのパソコンはログインパスワードがわからず、見ることが出来ないでいますが、ハードディスクの中身をやっと見たら、坊やが撮った写真がたくさんありました。

旅行に行ったときの写真とか大学の友だちや学祭や部活の写真とか…

くまのお母さんは何だかうれしくなりました。

坊やの楽しかった思い出がたくさん詰まっていたからです。

つらいだけの人生じゃなかったことを大切にしたいです。

 

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