くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

みんなどうしていますか

くまのお母さんは、とあるデータを見る機会がありました。

坊やと同じ年頃の人たちがこれだけ自死で亡くなったんだと。

10年の間にこれだけ亡くなったのは多いとか少ないとかいう以前に、誰かにとって大切な人が亡くなった事実が大事だと思います。

2万人でも1人でも誰かの大切な人は1人です。

 

くまのお母さんがスーパーで買い物しているときにすれ違う人が自死で我が子を亡くしたお母さんかもしれません。

我が子を大切に育てたでしょう?

将来を楽しみにしていたでしょう?

それなのに、もうお母さんの作ったご飯を食べてくれない。

お母さんとおしゃべりしてくれない。

二度と「お母さん」って呼んでくれない。

 

くまのお母さんのように大学生だった我が子を亡くしたお母さんがこれだけ存在するんだ、姿もお名前もわからないけれど、同じ思いをしたお母さんがいるんだ、みんなどうしているんだろうって思いを馳せます。

会って話したいなぁ。

 

そんなことを考えていたら、先日、坊やのお墓参りに来てくれたうさぎ先輩から坊やの写真と動画が入ったDVDが届きました。

こんなに親切にしてくれて、くまのお母さんはうれしいです。

坊やはどう思っているかしら。

 

でもくまのお母さんが使ってるパソコンはDVDドライブがないのです。

坊やのアパートからDVDドライブ持ってきてたかな。

ウインドウズVistaだと見られるけどデスクトップパソコンのある部屋は寒いんです。

でも見ようっと。

 

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