くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

1周忌

坊やの1周忌を済ませました。

何をしたわけじゃないけれど、くまのお母さんはとっても疲れました。

くまのお母さんは初めてのことに弱いのかなと思いました。

意味のない気疲れが半端なかったのです。

 

それに、くまのお父さんが都会から来るので、駅に迎えに行ったり、食事をしたり。

何のために離婚したんだかわかりません。

でも坊やのお父さんなので、坊やを亡くして悲しい親の立場を尊重しようと思います。

でも本当は会いたくないのです。

くまのお母さんは自分の気持ちを大切にしていないのかなと思うと悲しくなります。

養育費も払わないくまのお父さんにそこまでする義理はないよなと思ってみたりもします。

そもそも、坊やが自死した根本的な原因はくまのお父さんにあると考えるくまのお母さんです。

でも

「くまのお父さんのせいで坊やは自死したんだ。」

と言えないくまのお母さんです。

あ、坊やが亡くなってから都会の警察でくまのお父さんに会ったときに、似たようなことは言ったかもしれません。

 

今日は「でも」ばっかりです。

疲れたんです。

お金もいっぱいかかりました。

 

くまのお父さんをまた駅に送ってから、くまのお母さんは会社に行って仕事までしていました。

喪服を着てね。

これから日帰り温泉に行ってきます。

 

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