くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

お墓参り

11月。

くまのお母さんが住んでいるのは太平洋側なので、冬は晴れることが多いです。

今年の冬の始まりは、この地方とは思えないような曇天ばかりが続きます。

やっぱりお日様の光を浴びないとメンタルの調子が良くないなと思ってしまいます。

 

今日は朝の霧がやっと晴れました。

くまのおじいちゃんが、お墓まで行く道がわかりづらいと言うので、お墓に行く練習(笑)に付き合うことにしました。

土地区画整備事業でどんどん街並が変わってゆくところにある墓地なので、確かにわかりづらいのです。

 

お墓に来たのは坊やの大学の友だちを案内して以来です。

墓地を管理する人がいるので、いつもきれいで枯れたお花も片付けてくれているのですが、今日は枯れたままになっているお花が目立ちました。

坊やのお墓のお花もそのままでした。

お彼岸が終わり、10月は管理人さんがあまり来てくれていなかったのかもしれません。

枯れたお花を片付けて、汚れたところを拭いて、新しいお花を供えました。

坊やの1周忌のあとにお墓参りをするので、それまではもつかなと思います。

 

くまのお母さんが子どもの頃は、お墓というと暗いイメージを持っていましたが、今は他所様のお墓でもそんな感じはしません。

坊やのお墓が住宅地にあって、お日様がよく当たるところだからでしょうか。

 

今日、ネットで見た記事で心に響いたフレーズを書いておきます。

「苦の中にいて、苦のままで、幸せに生きることができる」

「生きて死ぬ智慧」という般若心経の訳本からの引用だそうです。

 

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