くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

因果関係はありません

(今日はくまのお母さんはいません。)

「ママライターの実例!この冬【インフルエンザ】にかからずに済んだママが実践していた3つの習慣」

というネットの記事を読みました。

インフルエンザ予防接種を受けずにインフルエンザ対策をして、夫と息子はインフルエンザに罹ったけれど、ママである自分はインフルエンザに罹らなかったという体験談です。

 

ある医療関係者によると、このライターの実践したこと(特に納豆、ヨーグルト、黒ニンニクを食べたということについてだと思われるのですが…)とインフルエンザに罹らず済んだことには因果関係はないとのことです。

そして

「予防接種を受けなくてもインフルエンザに罹らずに済む方法があるよ」

とでも受け取れる記事なのです。

 

この記事の通りに過ごしたとして、インフルエンザに罹らず済む人がどれだけいるのかということです。

しかしながら、体験談ですから

「効果には個人差があります。」

ということなんだと思います。

この手のものは

「効果には個人差があります。」

と唱えながら読むくらいがちょうどいいのではないかと思います。

 

何を言いたいのかというと、

子どもの自死は親の育て方に因るものではないということです。

自死だけでなく、ほかのいろいろなことにも当てはまると思いますが。

 

何かのせいに、誰かのせいにすることで気は楽になると思います、多少であっても。

何のせいでもないとなれば、ただただつらく悲しいだけです。

 

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