くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

お母さんを楽にしてあげたい

電通の女性新入社員の過労死について労災認定されたというニュースを見ました。

headlines.yahoo.co.jp

記者会見にお母さんしか出ていなかったようなので、お父さんはどうしたのかなと思っていましたら、中学生の頃に離婚したとのこと。

それで「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強をして東大に合格したと。

くまのお母さんと違うところもあるけれど、似ているところもある境遇に共感しています。

坊やは「お母さんを楽にしてあげたい」とか思っていなかったと思いますけど。

 

しかし、体も心もズタズタになるまでがんばってしまったのかと思うと涙が出ます。

就職したばかりで正社員の職を手放すことは、なかなか出来ないのかもしれません。

会社では誰も彼女を守ってくれる人がいなかったのかなと思います。

「もったいない」と第三者が言うのは簡単です。

そうせざるを得なかった環境があったのだということ。

だから自死は個人の要因によるものとはいえないのです。

 

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