くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

墓参り

坊やのスマホですが、解約後もSIMカードを返却する必要がなかったので、今でもWi-Fi使って見ることが出来ます。

坊やの大学の友だちのLINEグループ(実は坊やはこのグループを非表示にしていた)で

「○○の墓参りだからね」

と書いた友だちがいて、お盆が来るから坊やのお墓参りをするということに思いを致してくれているのかしらと、くまのお母さんはうれしくなりました。

 

ところが、肝心のお墓はお盆明けに納骨することになってしまいました。

くまのお父さんが納骨に参列したいと言っていましたが、お墓の建立がお盆直前でないと間に合わないと石材店に言われました。

くまのお父さんはお盆の期間の納骨でもいいと言っていたのに、実家に帰ることにしたらしいのです。

 

「あぁ、面倒くさい。」と、くまのお母さんはため息をつきます。

くまのお母さんだって、お盆前にお墓を建ててお盆にお墓参りできるようにしたかったのです。

 

坊やの友だちもお盆にあわせてお墓参りを考えているでしょうか。

何なら納骨に参列してもらってもいいかなと、くまのお母さんは考えてみたりします。

 

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