坊やの高校の先輩で東大卒で芥川賞候補になった作家さんがいます。
実はこの坊やの先輩は数年前に亡くなっていました。
くまのお母さんは、名前も著作も何かで見た記憶がありますが、あまり気に留めていませんでした。
坊やが亡くなってからこの先輩の名前を見て、もしかしたら坊やと似たような生きづらさを抱えていたのかしらと、くまのお母さんは思いました。
というか、坊やとどこかしら似た境遇の坊やの高校の先輩がいたことが、ちょっとだけ、くまのお母さんの救いになった気がするのです。
坊やの先輩の作家さんは、坊やより2倍長く生きて亡くなりました。
作家として認められても親との関係は最後まで満たされたものとはならなかったのでしょうか。
そして、坊やは果たしてこの先輩の作家さんを知っていたでしょうか。
文学少年だった坊やです。
もはや坊やに尋ねる術などありませんが…