ある日の真夜中、都会の警察からくまのお母さんに電話が来ました。
坊やが亡くなったので、都会の警察に来てくださいと犬のおまわりさんは言いました。
くまのお父さんは、もう警察に来たと言ってました。
何が何だかわからないけど、現実なのか夢なのかわからないけど、しっかりしなければ。
朝一番の列車に乗って、くまのお母さんは都会の警察に行きました。
電話をくれた犬のおまわりさんは、親切でした。
坊やが亡くなったことについて説明をしてくれて、これからのことについても親身になって話をしてくれました。
つらすぎて泣くことすらできなかったくまのお母さんは、犬のおまわりさんの親切な対応に救われる気持ちがしました。