くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

生き抜いてほしかった

くまのお母さんは、やっぱり坊やに生き抜いてほしかったなぁと思います。 そしてそう思うこと自体、やっぱり誰かと比べてしまっているのかなぁとも思います。 ゲーム仲間が恐山に行ってイタコの口寄せ体験をしてきて、とても満足したらしいので、くまのお母…

人生でよかったこと

秀子が生まれて良かったよ秀子が生まれたことが母ちゃんの人生でよかったこと秀子は母ちゃんの金メダルよ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)#いだてん pic.twitter.com/WLg5YSjPIc — 秋子過失おれんじ (@mynameissamsoon) September 22, 2019 大河ドラマ「いだてん」 を見ていて、…

33年経って

自死したアイドル岡田有希子の三十三回忌が去年だったそうです。 mochidukino.hatenablog.com 竹内まりやは岡田有希子に楽曲を提供していて、33年経ってセルフカバーできたと言います。 「まぶしいティーンエージャーのまま姿を消してしまった彼女は、まさに…

僕が死のうと思ったのは

NHKハートネットTVで「#8月31日の夜に。~2019年夏休み ぼくの日記帳~」という番組をやっています。 くまのお母さんはテレビは見ませんが、ちょっとライブ配信を見ました。 amazarashiの秋田ひろむさんが出演してライブやってました。 「僕が死のうと思った…

待たされた

くまのお母さんは、持病があるので2か月に1度ほど病院に通っています。 総合病院なので検査の結果を待ってからの診察になるのですが、待ち時間が長いです。 最近、事前検査をするようになり、予約日の前に検査だけ受けて予約日は診察だけ受けることができ…

大丈夫

くまのお母さんは、映画「天気の子」を見に行きました。 空は彼岸とつながっているんだなぁっていうことをビジュアルで見られたように思いました。 そして、映画の挿入歌の「大丈夫」。 クライマックスでこの歌が流れますが、坊やが亡くなる直前にくまのお母…

お盆ですが

暑いのが超苦手なくまのお母さんです。 北国でさえ35℃になるんですから… でも北国はお盆が過ぎると夏も過ぎるはず。 というのは昔話になりそうです。 それでも先週よりは楽になりましたね。 と思って油断して洗車していたら、汗かきました。 お盆ですが、く…

時は止まっている

SNSで坊やの同級生のおめでたい話を見たくまのお母さんです。 彼は坊やが亡くなった時、SNSを見てお悔やみに来てくれた子でした。 そうやって、みんな歳をとって大人になって生きてゆく。 そんな当たり前の生活が坊やには訪れなくて。 坊やは永遠の21歳。 NH…

小さな旅

坊やの月命日。 くまのお母さんは、坊やが好きだったアニメの聖地巡礼へ行きました。 いつか行きたいって思っていて、ようやく行けました。 池袋駅…くまのお母さんは何十年ぶりかで訪れました。 坊やは亡くなる前、池袋から私鉄に乗って小さな街へ気晴らしに…

安楽死

日本人がスイスで安楽死を遂げたというNHKの番組をネットで見ました。 安楽死という言葉はくまのお母さんにはなじまないなと感じます。 自殺幇助 それ以上でもそれ以下でもないのではないでしょうか。 それでも精神疾患が理由での安楽死はスイスでも認められ…

コンサート

くまのお母さんは、昔から好きなアーティストのコンサートに行きました。 坊やはくまのお父さんが好きな音楽を好んで聴いていたので、くまのお母さんと音楽の趣味は一致してはいませんでした。 時々、ふっと坊やの匂い(?)がするのですが、コンサートの最…

聖地巡礼

坊やが最後に見た映画「心が叫びたがってるんだ」の舞台になったのが秩父市なのです。 いつか、行きたいと思っていましたが、なかなか行けません。 ところで、今月は坊やが好きだったゲームのコラボイベントがあります。 毎年行ってますが、なんとなくイベン…

同級生

坊やの高校の同級生たち。 社会人として活躍している姿をメディアなどで見かけると、くまのお母さんは頼もしく思います。 坊やの葬儀に来てくれた子が地元の雑誌の取材を受けたとかで。 当時の仲間の近況もしゃべったらしい。 坊やはその仲間には入ってはい…

Amazonの購入履歴

Amazonに不正アクセスして買い物されたという話をネットで見て、まさかとは思ったけどくまのお母さんも念のためにと確認しました。 買い物履歴は無事でした。 履歴をたどると、初めてAmazonで買い物をしたのは2005年でした。 くまのお母さんが離婚した頃です…

母の日

坊やが亡くなってから、くまのお母さんは母の日が嫌いになりました。 今年の母の日。 坊やの遺品のリュックサックを持って、坊やがやってたスマホの位置情報ゲームをおともに、津波の被災地へ列車の旅をしてきました。 そのせいかな。 母の日があまり気にな…

坊やについて知らなかったこと

くまのお母さんは、坊やの自作パソコンと周辺機器をパソコンショップに持ち込みました。 自作パソコンって… 想像したより重くて、2階から1階に下ろして車に積み込むだけで大変でした。 ショップに到着して、代車を借りてパソコンを下ろしているとスタッフ…

消費税率が上がる前に

消費税10%になったら… 非正規で働くくまのお母さんにとって厳しいなぁと思います。 収入も2%増えるのならいいのにね。 昨日、家電量販店でエアコンの買い替えの契約をしてきました。 エアコン本体は値引きをしてくれるのですが、工事費の高いこと! 本体価…

比べている

今更の親バカなのですが。 坊やは親に似ず優秀でした。 大学受験の模試の結果を見ると悪くなくて、くまのお母さんは高2の頃の坊やが行きたがっていた早稲田大学の説明会に行ったものでした。 (結果、早稲田には合格しましたが、国立大に進学しました。) …

地雷とは

ツイッターを眺めていたら、若いお友だちでもあるフォロワーさんのリツイートに知った名前が書かれていて。 検索したら、やはり坊やの大学のゼミの先生の名前でした。 坊やの一周忌にお呼びして以来、すっかりご無沙汰してしまっています。 先生にはいろいろ…

見える

くまのお母さんの知人の話です。 「くまのお母さんは怖い話は苦手?」 と尋ねたので 「うーん、内容によります…」 と言いますと 「やっぱりしゃべっちゃうね。」 と怖い話というのを彼女は始めました。 彼女はいわゆる見える人なのだそうです。 とあるトンネ…

折り紙

くまのおじいちゃんは冬に入院していました。 同じ病院に入院していた患者さんが折り紙でくす玉を作っていて、それを気に入って退院してから作りたいと思っていましたが、作り方がわからず。 くまのお母さんがネットで似ている折り紙くす玉を見つけて作って…

くまのお母さんの平成時代

平成の初めから終わりまで くまのお母さんは経験するわけですが 一言で言えば 激動の時代 ですね。 ライフイベントの大半を経験して あろうことか我が子に先立たれるという 少数派としての経験までしました。 平成を振り返って 平凡でも総じて幸せに暮らした…

自死遺族のわかちあい

くまのお母さんは、以前、自死遺族のためのカフェを作りたいなぁと思いました。 mochidukino.hatenablog.com 分かち合いというより、人目を気にせずホッとできる居場所です。 それにしても、自死遺族が回復(?)するためのステップとして、分かち合いは必要…

本当に悲しいやつはそれを見せない

イチロー選手を取材した中で最も印象に残っている言葉「なんでも目に見えるものなんて知れてるんですよ。頑張ってるように見えるやつの頑張りなんて知れてる。悲しそうにしてるやつの悲しみなんて知れてる。本当に悲しいやつは、それを見せないからね」今後…

この世界の片隅に

1か月間、ブログを更新していませんでした。 くまのお母さんは、仕事が忙しかったり、くまのおじいちゃんの介護保険やら病院通いやらで、PCはメールチェックとSNSチェックとポータルサイト見たりブログの閲覧くらいしかできない2月でした。 今日はふと目に…

過去のこの日

Facebookの機能に「過去のこの日」があります。 くまのお母さんは先日、坊やの誕生日に「過去のこの日」の5年前の記事が出てきました。 坊やの誕生日に坊やのアパートに行ってお祝いをしたのでした。 この記事は毎年出てきたかどうだったか、くまのお母さん…

坊やの誕生日

くまのおじいちゃんが病気で入院していましたので、くまのお母さんは忙しかったのです。 と言っても、くまのおばあちゃんが認知症っぽいのがくまのおじいちゃんの入院後、輪をかけて大変なので、くまのおばあちゃんの見守りで疲れていたくまのお母さんです。…

時が過ぎる

坊やのスマホは何故かロックがかかってなくて、パスコード入れなくても見ることができました。 メールもSNSも見ることができましたが、メールはWebメールだったので、しばらくするとログインしないとメールの受信ができなくなってしまいました。 まぁ、メー…

末永く生きる

孤独も絶望も憎しみも、消えてなくなることはなくとも、生きて生きて生き続ければ、きっと息子に再会できる。 くまのお母さんもそう思って、今日を生き続けます。 何だかよくわからないのだか、読んでいて胸が痛くて涙が出てどうしようもなかった pic.twitte…

サボロー…

心が苦しい学生達の為のサボロー詰め合わせ作りました pic.twitter.com/o1BJlTt7IX— 44 (@ClawLion) 2018年12月26日 にほんブログ村