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くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

尼崎JR脱線事故から12年

(今日はくまのお母さんはいません。) 尼崎JR脱線事故でお子さんを亡くした親御さんがたくさんいらっしゃいます。 我が子を亡くした親の悲しみは、我が子の未来が閉ざされたことできっと共有する思いがあると思います。 尼崎JR脱線事故で娘さんを亡くし…

最後に過ごした場所

くまのお母さんは、都会に行って来ました。 なかなか思うように移動ができなくて神社には行く余裕がありませんでした。 坊やがアルバイトしていた会社のある街にも行きかねました。 桜の季節は終わってしまったかしらと思っていましたが、散り始めの桜を眺め…

都会へ行こう

くまのお母さんは、3月で仕事を辞めてぶらぶらしています。 就活もしていますが、思うような仕事にご縁がありません。 昔の同僚から声をかけられて、5月からお勤めができるかもと思った求人は諸般の事情で無理でした。 ちょっとしたアルバイト?をしていて…

苦労の数だけ喜びになって

くまのお母さんは、シングルマザーでした。 過去形っていうのがツラいところ… www.buzzfeed.com くまのお母さんは、このイラスト(漫画)のように毎日毎日がんばって子育てしていました。 坊やは赤ちゃんの頃から繊細でよく泣き、3歳になるまでくまのお母さ…

弔電

くまのお母さんの同級生のご主人が亡くなりました。 学校の校長先生だったので、新聞の片隅の人事異動の記事で見つけました。 先生方の人事異動情報はとっくに出ていましたので、急遽、追加の人事異動になったということです。 くまのお母さんは坊やが亡くな…

特別学位記

(今日はくまのお母さんはいません。) 熊本地震で亡くなった大学生に特別学位記が送られたとのこと。 中学生で自死した生徒にも番号がない卒業証書が送られたというニュースを目にします。 卒業って一つの区切りにもなるわけですが、息子は大学4年で亡くな…

カミングアウト

くまのお母さんは、あるところで昔の職場の上司に会いました。 その方は何年か前に定年退職されましたが、まだ仕送りが必要なお子さんがいるのだとか。 その流れで坊やにも一度会ったことがある昔の上司は、くまのお母さんに坊やがどうしてるかを聞いてきま…

卒業式

くまのお母さんの地元の国立大学では今日が卒業式でした。 晴れ着を着てキャンパスを歩く学生の姿を見て、坊やも大学を卒業できたらよかったのになとくまのお母さんは思いました。 坊やのスマホをいじっていたら、ホットメールの受信ボックスが開けるように…

二十歳の原点、ふたたび

(今日はくまのお母さんはいません。) 1年以上前の日記にも書きましたが、高野悦子の「二十歳の原点」は私の好きな本でもありました。 そして、彼女が通った京都の大学にも憧れましたが、私立文系の大学など我が家ではまず経済的に進学先の選択肢にはありま…

悲嘆体験

(今日はくまのお母さんはいません。) 原発事故の災害関連体験によるメンタルヘルスの不調の研究があるそうです。 色々ありますが、とりわけ腑に落ちたのが 「悲嘆体験」といった悲しみの感情はずっと引きずることが示されている。 ということです。 悲しみ…

春彼岸

坊やのお墓は、くまのお母さんの住む町の隣の地区にあるので、お墓参りに行こうと思えば、いつでも行けます。 お墓のそばのスーパーには毎週買い物に行くのですが、買い物に合わせてお墓参りをしたことはありません。 毎朝、家の仏壇にお水とご飯をお供えし…

7回忌

あの大津波から6年。 7回忌なんだなーと感慨にふけるくまのお母さんです。 6年間は長くて短かった。 くまのお母さんは直接の被災者ではありませんが、仕事で何度も被災地へ行きました。 あの頃は、大切な人を亡くしたご遺族の深い悲しみや辛さや悔しさは、…

想いが溢れる3月

あれから6年モードの津波の被災地のローカル局のアナウンサーが 「想いが溢れる3月です。」 と言いました。 くまのお母さんにとって、生まれて初めてのエポックメイキングな出来事だった大津波(地元だけに阪神淡路大震災より自分ごとです。)は、もはや「あ…

Hello

(今日はくまのお母さんはいません。) グラミー賞を受賞したアデルが歌う「Hello」を聴くようになったのは、いつからだったろうと思います。 2015年後半に出た曲なので、息子が亡くなって間もない頃に初めて聴いたんだと思います。 失恋の歌ですが、プロモ…

何の香り?

いつからか、ふとしたとき、くまのお母さんの鼻先にフレグランスなのかアロマなのかわかりませんけれど、何か匂いを感じます。 くまのお母さんはアロマが好きで部屋に精油を置いて、たまに蓋を開けてダイレクトに香りを嗅いでいるのですが、普段はアロマを焚…

模様替え?

くまのお母さんが住む北の地方は、冬は寒いので切り花がとても長持ちします。 花屋さんで買ったお花が2週間経っても、捨てるのがもったいないほどなのです。 でも2週間ほど経つと、新しいお花に替えたいなと思います。 今日は花屋さんで新しいお花を買って…

仕事を辞める

くまのお母さんは先月、退職願を出しました。 課長は受け取りましたが人事課にまだ出していないようです。 くまのお母さんが退職したいということはうちの係長にしか伝えていないみたいです。 そして毎日ただただ忙しく過ぎてゆきます。 くまのお母さんが退…

誕生日のケーキ

坊やの誕生日なので、くまのお母さんはケーキを買いました。 坊やが高校時代に総合的な学習の時間でインタビューに行ったケーキ屋さんに行きました。 先月から新商品が販売されているので、それがお目当てです。 ほおずきのロールケーキです。 仕事帰りでし…

誕生日

坊やの23回目の誕生日です。 都会で働いている坊やに 「誕生日おめでとう♪」 ってメッセか電話をするはずだったのになと、くまのお母さんは思います。 ご飯をしっかり食べて、ちゃんと眠ってねって。 仕事はどうかな?大変だろうけど、がんばろうって。 うち…

くまのお母さんの月命日

くまのお母さんは、坊やの月命日には坊やが好きだったお寿司屋さんのお寿司を買ってきて、仏壇にお供えします。 でも、くまのお母さんが転職してからは、忙しく残業をすることが多く、平日に月命日が当たると特別なことができなくなりました。 それでも毎朝…

自分を守るために死んでしまう

くまのお母さんは歯医者さんにいきました。 冷たいものが歯にしみるので診てもらったら、知覚過敏だそうです。 大人のむし歯は歯の生え際が多いんですよと教えてもらいました。 知覚過敏で神経がやられてひどくなると、神経は自分を守るために死んでしまうの…

我が子に先立たれた母親の悲しみ

(今日はくまのお母さんはいません。) 高橋まつりさんのこと。 電通社員がネットに色々書き込んでいるのを見て、彼らには「我が子に先立たれた母親の悲しみ」はわからないから仕方ないのだろうなと思いました。 彼らが自身のお子さんを失って初めて、きっと…

阪神淡路大震災から22年

22年前の早朝、くまのお母さんは坊やの泣き声で目が覚めました。 いつも泣かない坊やがどうしたんだろうと思った途端に、地震がきました。 くまのお母さんが当時住んでいたところは震度4くらいでしたが、大きな被害はありませんでした。 起きてから朝のバタ…

軽井沢スキーバス転落事故から1年

(今日はくまのお母さんはいません。) ちょうど息子が亡くなって四十九日が終わった後でした。 たくさんの大学生が亡くなったり怪我をしたあの事故から1年になるのですね。 息子もあのバス事故で亡くなった学生さんも親にしてみれば、まさか我が子が亡くな…

もしかして

先日、亡くなった高校生は報道やネットの情報を見ていると、もしや、くまのお母さんの知人のお子さんかもしれない???と考えています。 その高校生の学校に通う生徒のお母さんに話を聞きましたが、生徒たちも思い当たることがなく、ただただ困惑しているら…

死ぬよりほかに

(今日はくまのお母さんはいません。) 立て続けに高校生が列車にはねられたニュースを見て、死ぬよりほかになかったのだろうかと悲しくなります。 「学校へ行きたくない」と親にも先生にも言えなかったのでしょうか。 同僚のお子さんが高校生で、不登校気味…

子どもを亡くすこと

くまのお母さんの同級生のとらくんのお嬢さんが亡くなりました。 新聞のお悔やみ欄で見ました。 とらくんは、くまのお母さんが坊やを亡くして2ヶ月した頃、飲みに誘ってくれました。 その時、お嬢さんが病気だという話をしていました。 予後が良くなさそう…

どんなにつらくてもしなない

それだけで生きていってくれたらいいんですよね。 彼の親御さんの支えには頭が下がる思いです。 我が子にそう思わせることができればいいのでしょうね。 くまのお母さんは坊やのことやら仕事のことやらで、2016年は結構つらかったです。 死にたいとまでは思…

ブログ

くまのお母さんは坊やが高校生の頃から子育てブログのようなものを書いていました。 何年かぶりに放置していたそのブログを見てみました。 普通に子育てしてきたと思っていたのに、どうしてこうなっちゃったんだろうなと思いました。 幼稚園から高校時代も坊…

新年

坊やがいない2度目のお正月が来ました。 くまのお母さんは2年ぶりに初詣に行きました。 去年は坊やの四十九日が終わらないので、家の神棚には半紙を張り、神社にも行きませんでした。 毎年欠かさず初詣に行っていましたが、去年は行けなかったんだなぁ。 坊…

亡くなった息子が帰って来るという話

(今日はくまのお母さんはいません。) あるイラストレーターの体験した心霊話の漫画が好きで、よく見ています。 石橋式 彼岸の隣人交流記|大石橋.jp|note 第52話を読んで泣けてきました。 赤ちゃんの頃に病死した息子が、15年後に盆と正月になると家に帰…

坊やがいない2度目の冬

クリスマスが終わると、あっという間に年末の慌ただしさにまみれる気がします。 くまのお母さんの会社は今日から年末休業です。 よく晴れた空に冷たい風が吹く師走です。 坊やのバイト先の部長さんが都会からお墓参りに来たいと仰ってくださって、クリスマス…

クリスマスケーキ

今日はクリスマスイブです。 白鳥さんがカフェのクリスマスケーキを配達してくれることになっていたので、くまのお母さんはお茶を飲みながら待っていました。 白鳥さんはくまのお母さんの家に初めて来ました。 仏壇を拝んでくれました。 ずっと気にかけてく…

風邪をひいた

くまのお母さんは風邪をひきました。 冬に風邪引くことはなかったのに。 坊やが亡くなってから、体調不良になることが増えた気もします。 メンタルというより体の方ですね。 くまのお母さんのストレスは体に出ることが多いと思うんです。 今の職場もストレス…

遺品

1周忌が過ぎて、しばらくぶりに坊やの遺品を詰めた段ボール箱を開けてみました。 ほとんどが坊やの衣類です。 大学生になって、なぜかおしゃれのセンスに磨きがかかった坊やは、びっくりするような高い服ばかり欲しがりました。 くまのお母さんはおしゃれに…

みんなどうしていますか

くまのお母さんは、とあるデータを見る機会がありました。 坊やと同じ年頃の人たちがこれだけ自死で亡くなったんだと。 10年の間にこれだけ亡くなったのは多いとか少ないとかいう以前に、誰かにとって大切な人が亡くなった事実が大事だと思います。 2万人で…

この世界の片隅に

こうの史代原作のアニメ映画を観ました。 こうの史代は坊やが好きだった漫画家です。 「この世界の片隅に」は戦時中の広島が舞台です。 なので人が亡くなる映画です。 大切な人が亡くなっても、それでも普通の日々を生きていく姿を描いていると思います。 悲…

6年会わない我が子

SNSで6年ぶりに自分の息子に会ったというお母さんの投稿を見かけました。 遠くで息子さんが働いていて、帰省もしないし、お母さんは1人では息子さんの住む街へ行けないのだそうです。 そして、そのお母さんの妹さんがその街へ行くので、連れて行ってもらっ…

カウンセラー

くまのお母さんの仕事でおつき合いのある臨床心理士さん方も交えた忘年会に参加しました。 くまのお母さんは今の職場で働くようになって、何人もいるカウンセラー(臨床心理士)のどなたかに坊やの話をしようかなと何度も思いました。 坊やは大学でカウンセ…

クリスマスケーキ

今日もSNSのメッセージが届きました。 カフェのオーナーの白鳥さんからでした。 白鳥さんも坊やの命日を気にかけてくれていたようです。 坊やと同い年の息子さんのママです。 白鳥さんのカフェに、マクロビオティックが好きだった坊やをくまのお母さんは連れ…

命日

坊やの命日を敢えて普通に過ごしたくまのお母さんです。 仕事は相変わらず忙しい。 残業するかもしれないと思ったから、前の日に坊やの好きなものを仏壇にお供えして夕ごはんにいただきました。 SNSで仲良くなった人がくまのお母さんにメッセージをくれまし…

御朱印帳

坊やの1周忌をした翌日、坊やの大学の先輩たちがお墓参りに来てくれました。 お家にお連れして仏壇で拝んでもらえばよいのですが、体格の良い大人が何人もくつろげるスペースがないので、お墓参りだけしていただきました。 坊やは都会のスマートな一人暮ら…

1周忌

坊やの1周忌を済ませました。 何をしたわけじゃないけれど、くまのお母さんはとっても疲れました。 くまのお母さんは初めてのことに弱いのかなと思いました。 意味のない気疲れが半端なかったのです。 それに、くまのお父さんが都会から来るので、駅に迎え…

これからどうしよう

忙しくするのは現実に向き合っているようで向き合っていないかもしれないと、くまのお母さんは思います。 つらい時間をやり過ごすために忙しくしていると、いつまでも引きずるのかなぁと思います。 くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんに心配かけたくな…

The Reason why i thought i'd die 僕が死のうと思ったのは

坊やが1年前にたぶん聴いていた曲。 Amazarashiが好きだったみたい。 くまのお母さんは坊やのことを何もわからなかった。 親だから子どものことが何でもわかるはずないけど。 坊やが生きていたら知らなかったことがたくさんある。 言葉が足りなかったな。 …

リベンジ

坊やの大学の先輩からくまのお母さんに連絡がありました。 休みが取れたから坊やのお墓参りに来たいと。 前に計画していた日は台風10号が来た日と重なってしまっていたので… 坊やの先輩からくまのお母さんのスマホに連絡が来た時、丁度、くまのお母さんは仏…

お墓参り

11月。 くまのお母さんが住んでいるのは太平洋側なので、冬は晴れることが多いです。 今年の冬の始まりは、この地方とは思えないような曇天ばかりが続きます。 やっぱりお日様の光を浴びないとメンタルの調子が良くないなと思ってしまいます。 今日は朝の霧…

自傷行為

くまのお母さんは自傷行為をします。 最近まで自分がしていることが自傷行為だと知りませんでした。 (あ、リストカットはしたことないです。) 何をするかというと、爪やささくれを剥くことです。 これは小学生の頃からしていました。 今はしませんが髪の毛…

1年前②

くまのおじいちゃんの手術の日、坊やがくまのお母さんに電話をかけてきました。 電車の中で倒れて救急車で大学病院に搬送されたというのでした。 パニック発作のようだったので、おさまれば大丈夫でしょうとくまのお母さんは思いました。 坊やはとてもつらか…

離婚

くまのお母さんはくまのお父さんと離婚しましたが、離婚したと坊やにきちんと言いませんでした。 今までの状況から賢い坊やはわかるでしょうと思っていました。 現実と向き合うことがくまのお母さんにはどうも苦手なのです。 坊やの自己肯定感の低さはくまの…