くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

2024年

ほぼ1人暮らしのくまのお母さんです。 くまのおばあちゃんは入院していくつかの病院を経て、年が明けて間もなく亡くなりました。 坊やが亡くなったときとは感覚が違いました。 くまのおばあちゃんは高齢だったし、認知症で在宅介護をしていた頃は、とてもと…

年老いてきた

くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんは入院してしまいました。 前回のブログでは、2人とも家でとりあえず元気に過ごしていたのですが、くまのおじいちゃんは草取りをしたら腰を痛めて起きられなくなり入院。 くまのおばあちゃんは認知症なのでくまのおじ…

8年も経てば

ぼうやが亡くなって8年になろうとしています。 ぼうやが自死した直接のきっかけとなったであろうコーヒー屋さんがあるんですが、たまたま久しぶりにそのお店の情報をネットで見たら、店主は病気を抱えてお店をやっている様子でした。 病気をされたのは最近の…

2度死ぬということ

www3.nhk.or.jp 今日はくまのお母さんはいません。 いやー、休眠アカウント削除は悲しいです。 というか故人のアカウントですね。 息子はTwitterのアカウントを3つ持っていて、亡くなる直前まで投稿していました。 私は息子のアカウントにリアクションしたこ…

少しだけのさよなら

realsound.jp FMラジオで「山下達郎のサンデー・ソングブック」を聴くのですが、今日の番組でかかった曲をメモしたいと思ったくまのお母さんです。 楽曲全体を貫いているのは「生と死」という根源的なテーマ だそうです。 何回か耳にしたことがある曲でした…

久しぶりです

このブログにログインするのも久しぶりなくまのお母さんです。 2023年になったからといって特に変化もなく、毎日がくまのおばあちゃんとくまのおじいちゃんの介護?に追われている日々です。 結局、この冬は新しい服を買うこともなく、坊やの着ていた服で過…

痩せたので

くまのお母さんは7キロくらい痩せたので、今まで履いていたボトムスがゆるゆるになっちゃいました うれしい悲鳴ですが、くまのおじいちゃんおばあちゃんの介護のため、仕事を減らしていて収入も減っているので、買い物を楽しむことができません。 少し寒くな…

何の罰か

くまのお母さんは今日の地元紙を読んで、久しぶりに坊やに関することで泣けました。 戦時中、とある母子家庭の一人息子が出征して戦死。母は戦後も貧しい暮らしを続けながら道端に息子の墓を建てたといいます。 貧乏人のせがれが死ぬのは何の罰なのかとその…

遺影

chanto.jp.net 遺影かぁ。 坊やの遺影、Facebookの写真データでそれこそ集合写真を引き伸ばして使ったので、ちょっとぼやけているものになってしまいました。 でもその写真は坊やが楽しんで活動していたサークルのメンバーと一緒で、坊やがお気に入りだった…

命が疲れたと言うまで

くまのお母さんは、お寺に護持会費を納めに行きました。 会費を納めると「ぶっきょうスクール」という小冊子をいただきます。 それを読んでいたら宮越由貴奈さんの「電池が切れるまで」という詩が載っていました。 「命」 命はとても大切だ人間が生きるため…

お盆のお墓参り

昨日のお盆の入りは大雨が降ったので、くまのお母さんはお墓参りに行かず、今日、くまのおじいちゃんと一緒に行きました。 すると、すでにお墓にお花がお供えしてあり、線香をあげた跡も残っています。 うーん、誰だろう?心当たりがないのです。 去年からWe…

自分が産んだ子が死ぬなんて

jp.fun-decoration.com この方の亡くなった息子さんは病死だったそうですが、死因に関わらず自分が産んだ子が死ぬなんて考えたことなどなかったのですよね。 にほんブログ村

2022年 母の日

今年も母の日が来ました。 くまのお母さんは、坊やが亡くなってから母の日が嫌になりました。 坊やが生きているからこそくまのお母さんにとって、母の日の意義はあるのだからと思っていたのです。 くまのお母さんのお母さん、ですか? そもそもくまのお母さ…

坊やの同級生たち

2022年が始まりました。 くまのお母さんは年賀状を出さなくなって3年目くらいでしょうか。 年賀状に割く時間がなくなったことはとても助かるなぁと思います。 年賀状よりLINEとかメールで近況報告でもできたらいいかもしれませんが。 それよりも 向こうの世…

今の時期にこの歌を

もうじき、坊やの命日がきます。 今年は7回忌の年なので、お寺に行き、ご住職から卒塔婆をいただいてお墓に立てました。 くまのおじいちゃんとくまのおばあちゃんはかなり歳をとりましたので、日常の見守りやら介助やらの負担がくまのお母さんにはつらくな…

自死遺族の持つ感覚と似ている

digital.asahi.com くまのお母さんは、子どもの頃から言語化が苦手なのだったなと、そういうことをいい歳になってから気がつきました。 言語化が苦手だからナラティブという方法で書いてみているのだけど、自死遺族の悲しみを物語という言葉で表すことに憤り…

10月

ようやく秋らしくなりましたが、まだ汗ばむような陽気に閉口しているくまのお母さんです。 コロナ禍で地元の自死遺族の分かち合いの会も、しばらく開催されていません。 今、分かち合いが必要と感じる遺族の方にとって、つらいコロナ禍の日々でしょう。 くま…

いつから

くまのお母さんは、今日マチ子さんの複製原画の引き取りに町の本屋さんに行ってきました。 本屋のご主人に 「今日マチ子さんはいつからご存知ですか」 みたいなことを聞かれて、くまのお母さんは一瞬、言葉に詰まりました。 くまのお母さんが今日マチ子さん…

こうの史代さんの絵

m.youtube.com アニメ「花は咲く」を久しぶりにテレビで見て、くまのお母さんは涙目になりました。 坊やがこうの史代さんが好きで、コミックを買っていたのです。 坊やがお気に入りだったものが、坊やがいない世界線で今も触れられるのがうれしいです。 坊や…

スマホを

一人息子を亡くしたくまのお母さんです。 坊やのスマホをしばらく放置していたら、坊やのTwitterのアカウントに入れなくなってしまいました。 もちろん、ログインパスワードなんかわかりません。 予想してあれこれ入力しているうちに見られなくなってしまい…

メモ その6

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メモ その5

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メモ その4

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またなくなってしまう

坊やの携帯番号が他の人に使われたようで 坊やのLINEアカウントが使えなくなりました まぁあきらめていましたけれど、 それは坊やのTwitterが見られるからでした。 最近、あまり坊やのスマホも見てなくて 今、坊やのTwitterを開こうとしたら ログインしない…

本当はいなくても、いるかのように。

宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』を見ました。 くまのお母さんは東日本大震災を経験して、仕事で被災した沿岸地域へ何度も出向いて、追悼式の会場にもいたことがあり、復興支援センターにも行ったことがありました。 仙台の田中幸子さんの自死遺族支援の…

そうだったはずなのにな

経済的に苦しくても、子どもがいれば頑張れる‼️そう思えれば大丈夫です‼️十数年後には、子どもは助けてくれる存在になりますから。愛情は貯蓄です。母親へのリターンはとても大きい。気休めではありません。子どもは十数年経てば助けてくれる人間に成長しま…

5年過ぎても

坊やはTwitterの裏アカで、とある女子大生とやり取りしていたようで、 たぶん坊やが最期にやりとりをしたのは彼女だったかもしれません。 その彼女は、坊やが亡くなって5年過ぎても TwitterにDMしてくれて、くまのお母さんはひそかにうれしく思っています。 …

遺族を救う言葉

今日の「おはよう日本」で「震災10年遺族を救う言葉」というのを特集していました。 津波で亡くなった小学生の息子さんのお母さんが、 「悲しみは愛」という言葉に救われたという内容でした。 その方が田中幸子さんと一緒に写った写真がテレビに映りました。…

2月も半ば

坊やの誕生日が過ぎました。 坊やの同級生たちの様子をSNSで眺めては、 別な世界線にいる坊やを想うくまのお母さんです。 坊やが生まれてまだ入院中の頃、 病室の窓から見えた雪景色が日に照らされて青くて眩しかったです。 今年の冬はあの頃よりもたくさん…

5年が経った

mochidukino.hatenablog.com 軽井沢の事故から5年。 そうか、もう5年。まだ5年。 坊やの大学の後輩も犠牲になったのでした。 そんなことを思い出す朝です。 にほんブログ村