くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

見える

くまのお母さんの知人の話です。

「くまのお母さんは怖い話は苦手?」

と尋ねたので

「うーん、内容によります…」

と言いますと

「やっぱりしゃべっちゃうね。」

と怖い話というのを彼女は始めました。

彼女はいわゆる見える人なのだそうです。

とあるトンネルを1人で通過できないとか、とある温泉に行くのにダム湖のとある場所を避けて遠回りするとか。

ある日、孫を保育園に迎えに行ってから帰宅すると具合が悪くなって孫の世話ができなくなったそうです。

息子(孫のパパ)に言うと

「仏壇拝んできた方がいいよ。」

と言われたのでそうしたら回復したそうです。

彼女の友達にも見える人がいるとかで、その友達の息子も見える人で、一人暮らしのアパートの押入れに誰かいたのだそうです。(!)

友達の息子はその押入れにいるものに

「出て行け」

とか話しかけているうちにいなくなったとか???

へー。

よほど、くまのお母さんの坊やが見えませんか?と聞こうかと思ったけれど、やめました。(笑)

 

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折り紙

くまのおじいちゃんは冬に入院していました。

同じ病院に入院していた患者さんが折り紙でくす玉を作っていて、それを気に入って退院してから作りたいと思っていましたが、作り方がわからず。

くまのお母さんがネットで似ている折り紙くす玉を見つけて作ってみましたが、花芯の折り方が違うと言います。

あと、同じ色の折り紙でないと満足しないのです。

先日、くまのお母さんはホームセンターで同じ色だけ入った折り紙を見つけて買ってきました。

他の店ではなかったのです。

あーでもない、こーでもないと試してみて、やっとくまのおじいちゃんが満足する形になりそうですが、花びらの部分を5個作って花が1個できて、それを12個貼り合わせなければ、くす玉になりません。

かなり大変な作業です。

折り紙はほとんどしないくまのおじいちゃんですが、なぜかこのくす玉作りは熱心で、一所懸命作ってます。

坊やは折り紙が得意で、幼い頃から自分で折り紙の本を見て、色々なものを作っていました。

坊やが集中している時、舌の先をペロッと出すのですが、くまのおじいちゃんが折り紙を折っている時も坊やと同じ仕草をしているのを発見しました。

えー、隔世遺伝かしら。笑

不思議です。

 

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くまのお母さんの平成時代

平成の初めから終わりまで

くまのお母さんは経験するわけですが

一言で言えば

激動の時代

ですね。

ライフイベントの大半を経験して

あろうことか我が子に先立たれるという

少数派としての経験までしました。

平成を振り返って

平凡でも総じて幸せに暮らした人も多いでしょう。

くまのお母さんも

普通に暮らしたかったな。

でも普通って何でしょうね。

くまのお母さんの結婚生活は普通でないと思っていました。

それは離婚した今も変わらず思いますが。

令和時代は普通に暮らしたいな。

うん?

まだ普通にこだわってますかね。

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自死遺族のわかちあい

くまのお母さんは、以前、自死遺族のためのカフェを作りたいなぁと思いました。

mochidukino.hatenablog.com

分かち合いというより、人目を気にせずホッとできる居場所です。

それにしても、自死遺族が回復(?)するためのステップとして、分かち合いは必要不可欠なのでしょうか。

分かち合いの会に参加しても、発言するしないは自由なので、会に参加しても参加者の話を聞くだけでは、自分の思いは分かち合ってもらっていないということです。

でも自分の気持ちを聴いてもらうために、何年も時間がかかることもあるかも知れません。

くまのお母さんは、子どもの頃からポーカーフェイスで、自己開示がとても苦手です。

それなのに、坊やの自死について人に話すとか、くまのお母さん的にはあり得ないことなのですね。

だけど、くまのお母さんが楽に生きるためには、自己開示が必要かも知れないということも意識しています。

とはいうものの、自死遺族の分かち合いの会の運営をしてくれと言われても、正直、やりたいと思いません。

くまのお母さんのカフェと分かち合いの会はイコールではないです。

 

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本当に悲しいやつはそれを見せない

 

くまのお母さんは、

「悲しそうにしてるやつの悲しみなんて知れてる。」

とは言えませんが

悲しみを見せないようにしている人も

深い悲しみを抱いているということを

それがくまのお母さんでもあるということを

ここに書いておきます。

くまのお母さんは感情を表に出すのが苦手です。

大切な坊やが亡くなった時でさえ。

もっと言語化できたらなぁと思ってはいます。

坊やももっと感情を言語化して

気持ちをコントロールできてたらよかったなぁって。

そして

今年の春彼岸のお墓参りも済みました。

坊やの学生時代がどんどん遠くになっていきます。

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この世界の片隅に

1か月間、ブログを更新していませんでした。

くまのお母さんは、仕事が忙しかったり、くまのおじいちゃんの介護保険やら病院通いやらで、PCはメールチェックとSNSチェックとポータルサイト見たりブログの閲覧くらいしかできない2月でした。

今日はふと目についたガチャポンに、アニメ「この世界の片隅に」のフィギュアがあったので、引いてきました。

ヒロインすずさんの料理のフィギュアが出たのでラッキーでした。

坊やが好きだったこうの史代さんの漫画が原作なのです。

 

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日々、やらなきゃいけないことに追われている気がするこの頃です。

今日はやっと美容院へ行ってきました。

明日は仕事はお休みで、胃カメラの検査と、市役所にも行かなくちゃ。

昨日、やっとネットで作った確定申告の書類は、郵送にしようかなぁ。

確定申告書作成会場で並んで待ってる時間がもったいないと思うくまのお母さんです。

マッサージにも行きたいなぁ。

 

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過去のこの日

Facebookの機能に「過去のこの日」があります。

くまのお母さんは先日、坊やの誕生日に「過去のこの日」の5年前の記事が出てきました。

坊やの誕生日に坊やのアパートに行ってお祝いをしたのでした。

この記事は毎年出てきたかどうだったか、くまのお母さんは覚えていません。

確か坊やに関する記事は「過去のこの日」に上がってこないように設定したはずと思いました。

今見たら、坊やが亡くなった年の分しか設定していませんでした。

でも坊やの思い出が突然Facebookに出てきても、懐かしく見られるようになった気がします。

 

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