くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

ブログが見られない、更新できない

ここ数日、はてなブログアメブロが更新できなかったり見られなかったりで困っていました。

パソコンのOSの問題かなとか、ブラウザの問題かなとかネット検索しては一人悩み…

あーあ。

こんな時は坊やがいたらなぁ。

坊やにヘルプコールでもして助けてもらうのになぁ。

と思っても仕方ないので、くまのお母さんは一人でがんばるわけですよ。

そして、止むに止まれず相性が悪いと思っていたChromeのブラウザをインストールしました。

Chromeで見るとアメブロはてなも問題なく見られるし管理画面にも入れて、やっとこのブログにも書き込むことができています!

よかったー。

もうね、このままはてなブログに書き込めないままかと思っちゃいました。

新しくブログ開設して…なんて事まで考えてましたが、好まなかったChromeに助けてもらえました。

インターネットやパソコンは便利ですが、便利だけでは済まないので。

そのうちあちらの世界ともネットとかクラウドみたいな量子力学的な何かでオンラインで繋がって交流できればいいのになーって思うくまのお母さんです。

 

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3年前

3年前、くまのお母さんは何をしていたか。

自分の職場のことやくまのおじいちゃんの病気のことでいっぱいいっぱいだった。

坊やの不調には長期戦で行った方がいいかなって思っていた。

坊やの就職もやっと決まってよかったねって言った。

坊やが亡くなる2週間前、坊やの不調が気になって坊やのアパートに行く予定にしていた。

だけど、くまのお母さんが不調になって、くまのお母さんは精神科を受診した。

都会に出かける自信がなくなってしまった。

坊やに行けないって言ったら寂しそうに思えた。

くまのお母さんがあの時都会に行ってたら、何かが変わっていただろうか。

あの時、無理やり坊やを田舎に連れて帰って来ればよかっただろうか。

今ならきっとそうしていたと思う。

3年前のくまのお母さんは、そこまではできなかっただろう。

今日は仏壇を掃除した。

新しいお花はまだ届かないなぁ。

千代紙を買ったので折り鶴を折ろう。

坊やは幼い頃、折り紙が好きでいろんなものを作っていた。

一昨年は一周忌、去年は三回忌だったから、しなければならないことがあったけれど、今年は法要の予定もないので、いつも通りの月命日の過ごし方をするつもり。

今年は坊やに親切にしてくれた先輩も来てくれそうな気配はない。

でも、それでいいのだとも思う。

 

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坊やの先輩の想い

坊やが亡くなった時、Facebookに葬儀等の日程を書きました。

それは坊やのためというより、くまのお母さんのためにやったことです。

たくさんの坊やの同級生や先輩が焼香に来てくださいました。

お花も供えていただきました。

くまのお母さんの友だちや仕事仲間や知人などFacebookでつながっている方もたくさん来てくださいました。

すごく心強かったです。

ただ、くまのお母さんとよくしゃべっていた知人で坊やが亡くなったことについて何の反応もせず、くまのお母さんに会っても、坊やのことについて一切触れない方が何人かいます。

知っててお悔やみの言葉一つも言えないのは何なんだろうなと思いますが、いちいち気にしていたら身が持ちません。

そういう人なんだなと思うようにしています。

さて、お悔やみに来てくださった坊やの高校の先輩が、最近報道されている高校生の自死事案についてFacebookに書かれていて、こみ上げるものがありました。

坊やが自死で亡くなったとは先輩には言っていません。

何となく察していたかもしれないですが。

ありがたいことです。

 

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若者が命を落とす原因

(今日はくまのお母さんはいません。) 

http://sharetube.jp/article/5621/sharetube.jp

「先進国でも日本だけ!?若者が命を落とす原因No.1は」

2015年の若者の死因は諸外国に比べて自殺が多いそうなのです。

息子も2015年に亡くなったのでその中の1人なんだなーと思って読みました。

就職の失敗を理由にした大学生の自殺は2015年は減少したといいます。

息子は契約社員でしたが内定が決まっていたので、就職の失敗には該当しないでしょうか。

統計上の自殺の理由は息子の場合なんだったのかわかりません。

バッグの中にクリニックで処方された薬が残っていたので、精神疾患が死因となったのかもしれません。

でも息子は自分の希望する企業に正社員で採用されたかったのです。

他に道はあると頭では理解できても気持ちが伴わなかったような気がします。

認知行動療法もすすめたのですが、うまくいかなかったようです。

父親との関係に問題がなければ、就活がうまくいかなかったとしても生きる望みはあったと思っています。

原因は複合的です。

一つだけではなくて、いろんな状況が重なってしまうのです。

ただ「死にたい」は「生きたい」と同じ意味だと思います。

死にたいと思わない場合は、わざわざ「生きたい」と思わないですもの。

 

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ひこうき雲

くまのお母さんは、「松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years」を見に行ってきました。

坊やとユーミンの曲を共有したことはないのですが、阪神大震災のあった年、NHKの朝ドラが「春よ、来い」でその主題歌をユーミンが歌っていました。

当時、坊やは1歳でくまのお母さんは結構育てにくいなーと思いながら、子育てしていまして。

あるとき、坊やのご機嫌が悪いときに泣き止ませる方法を発見しまして。

それはユーミンの「春よ、来い」を聴かせることだったのです。

朝ドラのオープニングが始まると坊やはテレビにかじりついていました。

テレビから流れる曲でなくてもCDでも泣き止んだので。

これは坊やの心に響く何者かがある曲なんだとくまのお母さんは感動したものです。

大きくなった坊やにこの話をしましたら、「えー」とか言って機嫌よくはならなかったのですが。(苦笑)

東日本大震災を経験してからは「春よ、来い」を聴くと励まされるというか泣きそうになったものです。

ユーミンのコンサートでは、「春よ、来い」をはじめ、くまのお母さんの思い出の鍵を開けるような曲を聴けました。

ひこうき雲」という曲は、くまのお母さんの思い出の曲ではありませんが、坊やが亡くなってから「ひこうき雲」が作られた経緯を知り、まるで坊やへのレクイエムのように思えました。

ユーミンの近所で高校生の飛び降り心中があったそうで、その事件とユーミンの同級生が難病で高校生の頃に亡くなったことをモチーフに作られた曲だというのを知って、若くして亡くなった魂を慰める曲なのだろうなと解釈することにしました。

さて、秋のお彼岸。

坊やのお墓参りをしてきました。

次のお墓参りは坊やの命日になるのかな。

 

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