くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

地雷?

もう直ぐお盆です。

くまのお母さんの職場では、お盆の過ごし方が話題になってます。

親戚の家に行くだとか、お客様を迎える準備をしなければならないだとか、結婚した子どもの家に行くだとか…

くまのお母さんの隣の席の人が

「くまのおお母さんの家には仏壇はあるのですか?」

と尋ねました。

「ええ、まぁ。」

と答えましたが。

はぁ?なんでそんなこと聞くの?

そんなこと聞く人がいるというのも驚きですが。

ええ、仏壇ですね。

ご先祖様の仏壇ではないですけどね。(ピキピキ)

 

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夕凪の街 桜の国

この漫画は、坊やが好きなこうの史代さんの作品です。

でもくまのお母さんは漫画を読んだことがありませんでした。

今日、テレビで実写版を放送するっていうのでくまのお母さんは見ました。

こうの史代さんは、「この世界の片隅に」もそうだけれど、登場人物が亡くなってしまうお話を描くんですね。

「死んでしまえばよかったのに」

と思いながら生きていくことはつらいですね。

www.nhk.or.jp

 

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夜泣きをする子

夜泣き外来かー。

坊やは夜泣きが頻繁で長く続きました。

そうか、睡眠障害だったのかもしれないなーとくまのお母さんは思います。

夜泣きをしない頃でも夜中の1時にご機嫌で声を出して寝なかったのでした。

親の方が寝おちていましたね。

子育てもがんばってきたんだけど、努力は結果につながらないってくまのお母さんは最近になって知りましたよ。

くまのお母さんは専門職だから、坊やのメンタルヘルスケアに心を砕いてきましたよ。

死んでしまう前に相談してほしかったって嘆くママたちは多いけど、それは可能性の話だとくまのお母さんは思います。

高橋まつりさんは亡くなる直前に、お母さんに遺書と思われる内容のメールを送っていました。

それを読んだまつりさんのお母さんは「死んではダメよ。」と電話したと言います。

まつりさんのお母さんはすぐに上京してまつりさんの元へ駆けつければよかったでしょうか。

くまのお母さんは坊やがなくなる直前まで電話で話をしましたけれど、死にたいって坊やは言わなかった。

専門家のくせにリスクアセスメントができていなかった。

そんな思いでいたくまのお母さんですが、どうしたら坊やを助けることができたでしょうか。

www.kobe-np.co.jp

 

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生きていればいいことがある

死にたいという気持ちで生きていく。

死にたいと思いながら天寿を全うする。

死にたいと思いつつ、いいこともある。

基本、死にたいけれど生きていく。

そんな人生でもいいのかな。

いいことってね、宝くじが当たるとか、幸せな結婚をするとか、いい会社に就職するとか、そういうことのみならず、今日食べたご飯が美味しいとか、心が弱っているときに支えられたとか、猫に癒されたとか、そんなことだとくまのお母さんは思います。

そんな日々の暮らしで見つけるいいことは、誰かにとってはいいことと呼べるものではないかもしれません。

当たり前のことだと。

楽に生きる方法は必ずあるとくまのお母さんは信じています。

坊やの生き抜いた人生を大切にしつつ、くまのお母さんの人生も大切にしていこうと思うのです。

 

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フォロワーさん

坊やのTwitterのフォロワーさんで、坊やが亡くなる直前までやり取りをしていた女の子がいます。

くまのお母さんは坊やのスマホを見て知りました。

坊やが亡くなってからも、時々思い出してくれているみたいで、たまにメッセージがきます。

昨日もメッセージくれていました。

ありがたいなと思います。

くまのお母さんは彼女とやり取りしたいなと思うのですが、まさか親が亡くなった子のスマホを見ているとは思わないだろうから…

大学を卒業して仕事をがんばっている彼女に、くまのお母さんは心の中でそっと応援をしているのです。

生きてくれてありがとうと。

 

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いい子にしていたのにね

このツイートを読んで、くまのお母さんは家族を亡くした人すべてに当てはまるんじゃないかと思いました。

でも悪い子だったから家族は亡くなったと考える方が、自分が楽なのかもしれないとくまのお母さんは考えます。

いい子か悪い子か、それは関係のない部分です。

自責の念を持とうとそうでなかろうと、大切な家族が亡くなったことは事実でしかありません。

自責の念を持っても亡くなった人の肉体は今世に戻ってきません。

パラレルワールドで会えれば別ですが。

くまのお母さんは、つらいときにつらいと自覚しないようにして生きてきたので、楽になりたいと思います。

 

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天使ママ

「ママにしてくれてありがとう」

っていう気持ちは、くまのお母さんにもありました。

って、過去形ですかって感じですね。

坊やがいた日々は過去でしかないということ。

悲しすぎる現実とともに生きること。

 

 

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