くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

坊やのお気に入りバンドのライブに行きたい

くまのお母さんは暑さが超苦手です。

梅雨というよりも真夏の暑さに呆れて、毛布や布団カバーを洗濯しました。

坊やのお気に入りだったロックバンドのライブが隣の県であることを知って、チケットを買おうとパソコンの前で待機していたら、販売開始から5分で売り切れですって…

くまのお母さんは、「チケット○あ」でチケットを買ったことがなくて慣れてないのですが、まさか5分で販売終了になるようなバンドだとは知りませんでしたよ。

くまのお母さんが好きな松任谷由実のコンサートチケットもこのサイトで買おうとしたら、5分で販売終了だったんだわ。

その時はリセールサービスというものも知らずに諦めましたが、今回はリセールを狙ってみようと思います。

隣県だからと最寄駅のホテルまで予約したんです。

働いてないので、平日も時間があるからリセール購入待機も出来なくはないです。

せっかくなので、ちょっとがんばってみます。

坊やはこのバンドのライブに行ったことはあったのでしょうか。

坊やの好きなことなどは亡くなった後に知るものばかりで、坊やと同じ趣味を楽しめていたらよかったのになぁと思うくまのお母さんです。

そうそう、この夏は坊やの好きだったアニメの実写映画が公開されるので、映画も見に行かなくちゃです。

 

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七夕の願いごと

くまのお母さんはスーパーに買い物に行きました。

ふと見るとお店の片隅に七夕飾りがあって、お客さんが自由に短冊に願いごとを書いて飾れるようになっています。

今は働いていないので、今年のくまのお母さんは七夕飾りを眺める余裕もあるんだなーと思いました。

目に止まった短冊が

「○○が目を覚ましますように。退院できますように。○○のパパ」

「○○が家に帰れますように。ママ」

でした。

子どもさんが入院中で意識がないとかそういう状態なのでしょうか。

つらいですね。

自死遺族の立場になれば、どんな姿でも生きていてくれたらと願うのかもしれませんが、「もっとこうだったら」という思いは、いつでもあるような気がします。

「たられば」なんですね、きっと。

ショッピングセンターに行ったら、お盆用品のコーナーができていました。

去年は初盆だったので、何を揃えてどうすればいいのかとくまのお母さんは一人で困っていましたが、今年のお盆は気楽かな。

去年は忙しかったのでお盆用品を揃えようと思っても、ギリギリで品切れだったりして大変でした。

売り場にあったフラワーベースの手頃なものを早速買ってきたので、満足です。

お花もいっぱいお供えしたいけど、なかなか容易ではないです。

くまのお母さんは昔、生け花を習っていたので、その頃だったら毎週、新しいお花を生けられたなぁと思います。

お花の先生も亡くなってしまいました。

今年は生け花の展示会を久しぶりに見に行こうかなと思います。

 

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7月

くまのお母さんは、先日、分かち合いの会に行ってきました。

遠くの町での開催だったのですが、いろんなところに行ってみたいなと思うので…

3回忌も済んでいませんが、どなたかがおっしゃっていたように離れて暮らしている感覚が続いているような気がします。

同居していたら違ったのかな。

くまのお母さんにとって、今でも坊やは都会で暮らしているような気がするんです。

なぜなら、くまのお母さんの生活パターンが坊やが亡くなる前と変わらないからです。

違うのは、坊やと電話で話したりメールしたり、宅配便を送らなくなったりしたことです。

そして、毎朝、仏壇にお線香をあげたり、お供え物をしたりお花を飾ったりすることです。

都会に行って、坊やの行きつけのお店なんかに行ってみたいと思って、1度出かけましたが、お店とか何年か経っていきなり閉店しちゃうこともありますね。

それも悲しいなと思ったり。

でも、くまのお母さんはしょっ中、都会に行く余裕もありません。

とりあえず、次回は明治神宮に行こうと思います。

明治神宮はなくなることはないのでしょうけどね。

旅行が好きだった坊やが行ったところにも行きたいな。

7月もくまのお母さんは仕事しないで暮らしそうです。

生活ができれば仕事しなくてもいいんだけど、貯金がなくなるとまずいですね。

ずっと「これからどうしよう」って思っているけど、思ってるだけだなー。

 

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シングルファーザー

(今日はくまのお母さんはいません。)

小林麻央さんが亡くなり、市川海老蔵さんは2人のお子様のシングルファザーとしてがんばっている様子が、日々のブログにアップされていますね。

いつからか、小林麻央さんと市川海老蔵さんのブログを読むようになり、生きる強さというものを思い知らされたように感じます。

遺されたものたちは、現実を受け入れてこれからも亡き人を心に生きていくしかないのだなと思います。

ずっと市川ファミリーを応援したいと思います。

 

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働かない日々

くまのお母さんは4月から働いていません。

小銭を稼ぐことはしています。

ネットのアンケートとか友だちの手伝いして謝礼をもらうとか…

先日、受けた採用面接はダメでした。

年齢のせいなのかしら。

仕事を選ぶからかしら。

でもくまのお母さんが応募した求人に他に応募者がいなければ、くまのお母さんが採用されていたと思うんです。

くまのお母さんって孤立無業者(SNEP)みたいって思います。

「20 歳以上59歳以下の未婚で、職に就いておらず、常に独りでいるか、または家族以外との交友関係がほとんど無い人」をそういうそうです。

家族以外の交友関係はないわけではないですが。

くまのおばあちゃんは

「たまにはゆっくり休みなさい。無理して働かなくていいんだから。」

と言います。

仕事してなくても生活できればいいんだよねって思います。

ここのところ、就活で不採用ばっかり続いたり、これはと思う職場も条件が合わなかったりです。

貯金が底をつくようになれば、選り好みせずに働くんだろうな。

家にばかりいると、近所で始まっている新築アパートの工事の音がうるさくて結構ストレスたまります。

くまのお母さんは起業したいなってことも考えています。

お勤めはせいぜい60歳くらいまでだろうなと思っているので。

歳をとったら年金だけでは生活が厳しいと思うので、80歳くらいまで働くとか、たくさん稼いで貯金するとかしないとと思います。

明日はSNSで知り合った若いお友だちとカフェで集まります。

楽しみです。

 

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自分を好きになろう

(今日はくまのお母さんはいません。)

岡映里さんが出版したこの本を知ったのは、汚部屋関係の検索をしていた時です。

10秒片付けから始まった 岡映里さんの認知行動療法がすごいなと思って、片付けが苦手な私でもできるかもって。

片付けからの筋トレが私の行動様式になじみそうだと思い、アマゾンで購入して今日、本が届きました。

最近は、本も雑誌も読み飛ばすことが多いのですが、この本は私に合うのか、すぐに読んでおまけに涙が出ました。

息子に読ませたかったなー。

わかりづらい認知行動療法の本じゃなくて。

素人というか元?患者という立場の人が書いている認知行動療法の本。

おまけに岡さんはお母さんを自死で亡くした自死遺族の方です。

だから余計に説得力がある気がしてなりません。

どんなに不幸だと感じていても、自分で自分を幸せにできる力を誰でも持っているんだと、そう思えました。

幸せは自分で選ぶものなんですね。

 

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マスコミの情報しかないけれど

(今日はくまのお母さんはいません。)

www.dailyshincho.jp

眞子内親王殿下とご婚約内定されたという小室圭さんのお父さんは、亡くなったと言われていましたが、上の記事では自死で亡くなったと記載されています。

自死遺族としての小室圭さんとお母さんに思いを致せば、ポジティブな意味で自死遺族としての生き方について考えさせられます。

でも小室さん側からお父さんの死因について公表したわけではないし、果たして眞子内親王殿下や文仁親王同妃両殿下におかれては、小室さんのお父さんの死因についてご存知であるという前提なのだろうかと思います。

 

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