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くまのお母さんの物語

一人息子を亡くした、くまのお母さんの物語(ナラティブ)です。

阪神淡路大震災から22年

22年前の早朝、くまのお母さんは坊やの泣き声で目が覚めました。

いつも泣かない坊やがどうしたんだろうと思った途端に、地震がきました。

くまのお母さんが当時住んでいたところは震度4くらいでしたが、大きな被害はありませんでした。

起きてから朝のバタバタの後にテレビをつけてくまのお母さんは呆然としました。

画面には戦後の焼け野原のような光景が映っていたからです。

ヨチヨチ歩きもまだできなかった坊やを傍らに放っておいて、何時間も呆然とテレビを見続けていました。

あの時、坊やは地震が来ることを教えてくれたのかしらと思いました。

そして6年前にくまのお母さんが住む町からいくつか山を越えたところに大きな津波がきて、たくさんの人が亡くなりました。

そんな経験をしてきて、命は大切にと身をもって分かったつもりになっていたかもしれません。

頭では分かっていても生きたくても生きたくても生きづらかった。

自死した人が命を粗末にしていると思う人がいるならば、自死遺族になってみてほしいと思います。

本当は生きたかったという思いを抱えていたことに思いを致してほしいです。

digital.asahi.com

 

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軽井沢スキーバス転落事故から1年

(今日はくまのお母さんはいません。)

ちょうど息子が亡くなって四十九日が終わった後でした。

たくさんの大学生が亡くなったり怪我をしたあの事故から1年になるのですね。

息子もあのバス事故で亡くなった学生さんも親にしてみれば、まさか我が子が亡くなるなんて思ってもみなかったということです。

我が子を失った悲しみは亡くなった理由によらず、変わらないのではないかと思います。

強いて言えば、うちの子はメンタル不調でクリニックに通い、薬を飲んでいましたけれども、まさか自ら死に至るとは想像もできませんでした。

我が子が死ぬと想定できなかったのはバス事故で亡くなった学生さんの親御さんも同じででしょう。

ただ、私は亡くなってから息子のメンタル不調はそこまで深刻だったのかという思いをしましたが、バス事故で亡くなった学生さんの親御さんは我が子が亡くなる理由が理不尽すぎると思うのかもしれません。

東日本大震災で亡くなった2万人の方にもそれは言えるでしょう。

死というのは、いつでも身近にやってくることがあるのでしょう。

だから今を生き抜くことが大切なのだと思います。

 

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もしかして

先日、亡くなった高校生は報道やネットの情報を見ていると、もしや、くまのお母さんの知人のお子さんかもしれない???と考えています。

その高校生の学校に通う生徒のお母さんに話を聞きましたが、生徒たちも思い当たることがなく、ただただ困惑しているらしいです。

優秀でやさしくて冬休みも課外授業や部活に出て来ていたそうです。

そして生徒の間では、「自死ではなく体調不良による事故だったんだ」ということになっているらしいです。

 

そうですよね。

自死だなんて信じたくありませんよね。

自分の言動が彼または彼女を自死に至らせたとか思いたくありませんよね。

学校でいじめがあったとか思いたくありませんよね。

事故だったら悲しくても誰のせいにしなくても済みますものね。

 

そうして、彼または彼女の死が何を意味するのかわからないまま、みんな大人になってしまうのも、やりきれないなと思います。

 

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死ぬよりほかに

(今日はくまのお母さんはいません。)

立て続けに高校生が列車にはねられたニュースを見て、死ぬよりほかになかったのだろうかと悲しくなります。

「学校へ行きたくない」と親にも先生にも言えなかったのでしょうか。

同僚のお子さんが高校生で、不登校気味になることがあり、シングルマザーの彼女は頑張って支えています。

こういうニュースを見ると「まさか我が子が」なんて頭をよぎるのでしょうか。

亡き息子も不登校とはいかないけれど中学や高校で嫌なことがあり、体調を崩したことがありましたが、死ぬことを考えるとは思いもしませんでした。

でも辛いことばかりだと思うと、生きていてもいいことがあると思えないというのは、わかります。

それでも寝て食べてエネルギーを蓄えていけば、死ななくて済むと思います。

そう、冬眠するみたいに。

「くまのお母さん」もそろそろ冬眠した方がいいかもしれないと思うこの頃です。

 

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子どもを亡くすこと

くまのお母さんの同級生のとらくんのお嬢さんが亡くなりました。

新聞のお悔やみ欄で見ました。

とらくんは、くまのお母さんが坊やを亡くして2ヶ月した頃、飲みに誘ってくれました。

その時、お嬢さんが病気だという話をしていました。

予後が良くなさそうだったので、子どもを亡くす体験をしたくまのお母さんと話をしたかったのかもしれません。

SNSのログを見ると、ここ1ヶ月ほど投稿がありませんでした。

調子が悪かったのだと思います。

病気で我が子が亡くなるのと自死で我が子が亡くなるのと、同じような違うような気がします。

くまのお母さんは弔電を送りました。

「ご両親の無念をお察し申し上げます。」

と書きました。

我が子を亡くす無念さはくまのお母さんもわかると思うからです。

病死でも自死でも事故死でも

「どうしてうちの子が?」

という気持ちは同じなのではないかなと思います。

悲しみを乗り越えられるはずはないと思いますから、とらくん一家が何とか日々の暮らしを営んでいくことができますようにと祈るくまのお母さんです。

 

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どんなにつらくてもしなない

それだけで生きていってくれたらいいんですよね。

彼の親御さんの支えには頭が下がる思いです。

我が子にそう思わせることができればいいのでしょうね。

 

くまのお母さんは坊やのことやら仕事のことやらで、2016年は結構つらかったです。

死にたいとまでは思わなかったけれど、メンタルやばめで生きてきました。

でも死ななくてもいつか楽になる時がくると思います。

それは自分の今までのスタイルを更新していく必要はあるのですが。

 

くまのお母さんは離婚前後が人生で一番つらい、一番真っ暗と思っていましたが、それよりもっとつらくて真っ暗なことがあるなんて、想定外でしかありませんでした。

 

それでも生きていきます。

坊やの供養をしながら生きていきます。

 

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ブログ

くまのお母さんは坊やが高校生の頃から子育てブログのようなものを書いていました。

何年かぶりに放置していたそのブログを見てみました。

普通に子育てしてきたと思っていたのに、どうしてこうなっちゃったんだろうなと思いました。

幼稚園から高校時代も坊やの心が折れそうな時がその都度ありましたが、がんばって支えてきました。

くまのお母さん一人の力ではどうにもならなかったんだろうな。

そう思うしかないです。

かと言って、坊やが地元の大学に行けばよかったのにとかそういう問題ではないと思います。

 

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